ミネベアの究極ハンドスピナー

ミネベアの究極ハンドスピナー

こちらはミネベア。

記録を倍近く伸ばした模様。

 

なんかイマイチ動画は分からない……。

 

でもアイキャッチも出来る?

 

出来ましたね。

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このハンドスピナー。似たようなことを昔ベアリングでやってました。ただし、ミニチュアベアリングむき出しでしたけど。奇しくも動画と同じミネベア製でした。指輪の代わりみたいな感じでセットして廻したりもしていました。はじめはそこまで回りませんでしたが(手元に来たときはドライ状態)、何日も廻していると良く回るようになってくれました。でもこんな風に何分もなんて無理でしたけどね(笑)。

これ、ベアリングメーカーには良い刺激になったかもしれませんね。

ハンドスピナーって、なんにも役に立たないわけです。高負荷でも高回転でもない、ただ回るだけを何分間見つめているわけで。これらの会社からすれば本当はなめてんのか! って言いたくなるでしょう。そこにG3グレードとか、セラミックとか、関係ねーじゃねーか! って言いたくなったかも知れません。

でもそこに用途があり需要がある。ならそれでもいいじゃない、というのが流れとしてあったのでしょう。そして半分くらい冗談であった高級品を作った。売れた。しかも日頃縁の下の力持ち状態の会社名が華々しく取り上げられた。一つベアリングの面白い用途が確立したわけです。

これって自転車のベアリングに話が似ていませんか? 自転車のベアリングは我々がこだわって居るほど精度が必要ではないとよく専門家に言われます。ですが自転車を走らせるとき、その動きの柱となるのはフロントハブ、リヤハブだけです(それ以下の回転数ですが欠かせない部分としてBBとペダルもありますが、BBはともかく、ペダルはそこまでこだわって居る人は少ないですね。本来BBと同じくらい回転するので重要なんですけど……。ペダルはどちらかというと薄くしたり耐久性が高いことなど乗り手のユーザビリティが求められますね。)。工業用のものと比べれば、回転数も負荷も圧倒的に低い。でもこだわる。

基本的にフィーリングの問題ですが、自転車乗りはそのフィーリングを極上なものにしたいわけです。なのである程度のお金で手に入れられるモノは手に入れてしまいたい訳ですね(笑)。

ベアリングの持つ本来の力とは異なるモノが求められているのかもしれませんが、このハンドスピナーのように無碍にしないで注目してくれるとありがたいなあと思ったりします。

 

 

 

 

 

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