3T・ストラーダプロ
3Tの提唱、その入門版です。
以上の形状はストラーダだが、ストラーダプロも同様
●スペック
■フレーム カーボン
■フォーク 3Tフンディカーボンフォーク 12ミリスルーアクスル
■ホイール 3T・ディスカスC35プロ
■ブレーキ スラム・フォースフラットマウントディスクブレーキ
■コンポ スラム・フォースCX 1×11 50/11-36T
■重量 1120グラム(ミディアムサイズ、フレームのみ)、8.42キログラム(ミディアムサイズ、完成車)
https://www.3t.bike/en/3t-bikes/strada-1.htmlhttps://www.bikeradar.com/road/news/article/3t-new-strada-pro-price-availability-52293/
TEXT
ストラーダではありません。ストラーダプロです。ストラーダの形状はそのままに、より手に入れやすく様々なシェイプアップを図ったモデルがプロということになるようです。カーボンのレイアップスケジュールは高弾性カーボンを減らしその代わり積層を増やしてあります。オーソドックスな手法ですね。
このストラーダプロの特徴は、1×11速という割り切ったギヤ構成とエアロ形状を取ったフレーム、そしてワイドタイヤです。加えて言うならディスクブレーキも前提条件になっていますが、今後ほとんどのバイクがこちらにシフトしてくることを考えると、敢えて言う必要はないかもしれません(笑)。
特にフレームはシートチューブがホイールに沿っているのが一見して分かる特徴です。これはTTバイクには多く見られる形状です。ストラーダプロの場合、さらにフロントディレーラーを無くすことによって一層空気の流れをスムーズにしています。そして28Cという最新トレンドのタイヤサイズに最適設計することで、フレームとタイヤとの隙間をなくすようにしています。シートステーは空力を意識したワイド&ローとでも言うべき作り。チューブより遙かに幅広でホイールとの距離はむしろ空いています。さらにコンパクトなリヤ三角にすることで空力を向上させようとしています。このままだと剛性が上がりすぎるので径を細くしてあるのですね。
ある意味ワイドタイヤを生かすためにすべてがあるのでしょう。ハンドルやステムを主とした製品だった頃から、フォーク、ホイール、そしてフレームにたどり着いた3Tにはその過程でタイヤの役割や価値を再認識したのかと。エアロバイクはその形状故に剛性が高すぎる傾向もあります。そこらへんも緩和してくれるのでしょう。
もちろんフロントシングルを成り立たせるためには従来からのスプロケットでは不可能です。そこで3Tはオリジナルのカセットスプロケットを準備するようです。……本当は11~36TのスプロケットなんかはMTBでそこら辺に転がっているんですけど(苦笑)。
未来のロードバイクの姿の一つですね。
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