オーストラリアが元気です。もちろんこのバイクショーがオーストラリア開催ということでもあるのですが(笑)。
http://valebikes.com
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このヴァーレバイクス、ビルダーのトリスタン・タッカーは面白い経歴を持っています。ヨットのカーボンファイバーを手がけ、その後、ビルダーの下積みできたのではなくカーボンバイクドクターとして破損したカーボンバイクを修理を生業としてきました。なんか経歴が非常に近代的ですよね。なんだかんだでバイクフレームは金属というイメージというか実際扱いが一番多いのがアルミかクロモリのような自分クラスの立場の人間としては、ある意味夢のような話です(笑)。そこからオリジナルのバイク製作に移っていくというのはまあ、時代の流れとしか言いようがありません。そしてパートナーとしてスティーブ・ホッグを迎え、ジオメトリーとフィットガイドを担当してもらっています。
すごくシンプルなバイクです。そこに惹かれました。テーパーコラムにプレスフィットBB。基本的な近代スペックは抑えています。チューブはエンヴェ製、フロントフォークもエンヴェなのでオールエンヴェということになります。ハンドメイドとは思えないほどの接合部の滑らかさは、タッカーの技術の確かさを物語っています。
それと、カーボンバイクと言えば修理が課題となりますが、ヴァーレなら心配要らないでしょう。なにせ元修理やですから(笑)。オーダーしたフレームと長く付き合うということを考えても、ヴァーレを選ぶ価値がありますね。
ヴァーレはまだこれからのメーカーです。出荷すらしていないようです。でもこの出来なら……、オーストラリアを代表するバイクブランドをなると思われます。
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