ネーヴィのチタン×ウォルナットのハイブリッドバイク!

ネーヴィのチタン×ウォルナットのハイブリッドバイク!

ネーヴィ・チタニウム-ウッド

前三角に木材・クルミを用いたハイブリッドバイクです。昔のビチューになぞらえて言えばトリプルカーボンならぬ、トリプルウッドと言うべきフレームでしょうか(笑)。

 

 

●スペック
■フレーム 3/2.5グレード9チタニウム(アッパーライン&シートチューブ)、6/4グレード5チタニウム(ダウンチューブ)
■フォーク 6/4グレード5チタニウム
■サイズ オーダー
■重量 8.5キロ(完成車カンパニョーロスペック参考)

http://www.nevi.it/p/titanium-wood-world-premiere

https://www.bikeradar.com/road/news/article/nevi-titanio-legno-wood-frame-52263/

TEXT

イタリアンチタニウムの雄、ネーヴィ。今、ヨーロッパで良いチタンバイクと言えばデローザやヴァンニコラスと並んで出てくると思います。というか私は一番好きです(笑)。

なによりフロントフォークを自作しているところを高く評価したいですね。バイクの命と呼ばれたフロントフォーク。フルスチール時代は自前で作ることが当たり前でした。しかしアルミ→カーボンと移り変わるにつれ、大手メーカー以外は自前のフォークを準備することが難しくなっていきました。もちろんカーボンフォークを自前で作れるところが少ないからであり、作れたとしても最終価格として売り物にならないほど効果になってしまうからです。

それはチタン専業メーカーにも同じ事が言えます。チタンフレームにカーボンフォークという組み合わせは今では至って普通の選択です。チタンフォークを作って居たところもほんのわずか存在しますが……。今も作って居るところもありますが、あまりにも希少すぎて一般的ではありません。

ところがネーヴィは数年前にフルチタンのテーパーコラムフォークを製作したのです。これは本当に素晴らしいことです。他の所はみな諦めたのですから。オリジナルでフレームの能力を引き出せるフォークという意味ではメーカー品を採用する中規模メーカーにも勝るとも言えます。

そんなフォークを装備したチタニウム-ウッド。これがまた美しい仕上げです。クルミ材で作られたトップ&ダウン&シートチューブは、ラグとしての役割を果たしているチタン部とツライチで接続されており非常に滑らかです。ダウンチューブもフロントフォークも最新のカーボンバイクに負けないほどオーバーサイズなのですが、これもまた違和感がなく、自然な存在感を示しています。

木材はハンマーの柄に使われることからも分かるように、とても振動減衰性に優れた素材です。ちょっと前3Dプリンターで作られた内部が格子状のマイクロラティス的物質で詰まっているラグを記しましたが、あれの元祖と言って良いでしょう。自然は何時だって偉大です。高い反発力はないでしょうけど、マイルドでありながら自然な揺り返しが期待できるバイクになっているかと。

大人のバイクです。長く乗って上げたいですね。

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