むう! こっちはV10と違って、ただ大径ホイール化したのではなく、サスペンション形式を完全に昔に戻して来ました!
拡大!
https://www.vitalmtb.com/photos/features/Prototype-Specialized-Demo-29-at-Fort-William,11762/PROTOTYPE-SPECIALIZED-DEMO-29-FRAME,122149/sspomer,2
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始めに見たときは「ああ、デモも29er化するんだなあ」という普通な印象だったのです。しかしよく見てみると……、あ、別物ですこれ。なんとなく前作を踏襲したような前三角に騙されました(苦笑)。というか前三角もよく見ると別物です。……えー、黒に騙されました(笑)。
まだアルミのプロトタイプですが、デモ8 27.5で盛り込まれた片持ちシートチューブ、BB同軸のような意欲的な機構がなくなり、シンプルになっています。またシートチューブの中頃に設けられていたピボットもリヤタイヤ付近にまで戻されており、リヤアクスルの軌跡はローウィル的なものから普通の4バーリンケージ的なものに戻っています。
BB部も下からのぞき込むと、ちょっと複雑な形状になっています。これは旧モデルの流用なのか、偏芯BBののための形なのか、はたまたなにか役割があるのか?
前後ショックはお約束のオーリンズです。これだけでも使ってみたいライダーは多いのではないでしょうか? 私も使ってみたい……(笑)。で、リヤショックですが、ここまで下に配置されているにもかかわらず入力はシートステーからです。リヤホイールとシートチューブの間にある一本のチューブなんですが、てっきりダブルコンパクトリンクのリヤ三角のように剛性を保つためにあるチューブと思いきや、これ巨大な入力リンクです。それがゆがまないようにショック真下にメーンピボットと軸を同じくするリンクがあり、繋がっているのですね。
ごめんなさい、旧型のデモに戻ったのではなく、このデモ29erはまるで別物です。
これは面白い。
ここからどのように完成形に持っていくのか? 楽しみなバイクがまた一台増えました。
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