インダストリーナインの新グラベルロードホイール

インダストリーナインの新グラベルロードホイール

インダストリーナイン・トーチロードアロイシリーズ

えー、アロイと付くので紛らわしいですが、カーボンリムモデルとアルミリムモデルがあります。名称のアロイは、スポークの材質を示します。

 

UL240C トーチロードアロイ
●スペック
■サイズ 700C、650Bあり
■ハブ インダストリナイン F:100ミリOLD 9ミリクイック、12ミリスルー、15ミリスルー、R:135ミリクイック、10×135ミリスルーアクスル、12×135ミリスルーアクスル、12×142ミリスルーアクスル テフロンシール&シリコンシール
■カセットボディ シマノ、カンパニョーロ、スラム・XDドライバー 60ノッチ
■リム ウルトラライト240C レイノルズ製カーボンリム
■スポーク アルミ
■重量 1325グラム

 

 


UL235 トーチロードアロイ

●スペック
■サイズ 700C、650Bあり
■ハブ インダストリナイン F:100ミリOLD 9ミリクイック、12ミリスルー、15ミリスルー、R:135ミリクイック、10×135ミリスルーアクスル、12×135ミリスルーアクスル、12×142ミリスルーアクスル テフロンシール&シリコンシール
■カセットボディ シマノ、カンパニョーロ、スラム・XDドライバー 60ノッチ
■リム ウルトラライト235アルミ
■スポーク アルミ
■重量 1395グラム(700C)、1320グラム(650B)

 

Industry Nine floats new gravel, cyclocross wheels with Torch Road Alloy series

https://industrynine.com

TEXT

日本では残念なことにイマイチメジャーになりきれないインダストリーナインです(涙)。良いホイールだと思うんですけどね……。知名度という点では厳しいかなあ。MTB畑発というのがきついのかな?

それでもハブはクリスキングやホワイトインダストリーに匹敵すると思いますし、それに対応するアルミスポークも良いと思います。アメリカでは確実に一勢力を築いています。今まではホームページがあまりにも手組みというか発注されたのを作ったという感じがして、メーカー感が出せていなかったと思います。ですが最近はリムも含めてデザインが出来てきましたし、メーカーのホームページもしっかりしてきました。これなら行けるんではないでしょうか?

これがグラベルロード用という由縁は、MTBモデルよりもフランジを薄くして軽くしてあることです。その代わりスポークはロード用よりも太めのMTBモデルを使っているとのこと。なるほど、本当に中間のモデルなんですね。

このトーチロードアロイシリーズにはリムがカーボンのものとアルミのものがあります。そこが240と235の違いのようです。インダストリーナインにはステンレススポークモデルもあるので、そちらと間違えないようにしないといけません。

注目はやはり240の方でしょう。クリンチャータイプでディスクブレーキ対応にもかかわらず、1300グラム台という軽さです。ディスクブレーキ仕様は制動力に対応するためにどうしてもスポークの本数が必要となるため、結果として重量が嵩んでしまいます。しかしインダストリーナインは軽量なアルミスポークということもあり本数が増えても全体重量はそこまでアップしていません。加えてカーボンリムですから、外周部の重量軽減も期待でき、舗装路だけでなく不整地も走れるロードホイールとしては破格の軽さを持っていると言えます。

カーボンリムはレイノルズ製です。数年前からレイノルズは完組ホイールのハブにインダストリーナインを採用していて、その縁もあってのためでしょう。エンヴェに匹敵するほどのカーボンリムメーカーでもありますから、信頼が置けます。で、インダストリーナインとレイノルズのホイールを比べてみると……、全然違うんですよ。同じハブと同じリムのはずなのに。もちろん両社とも自前の思想があり、その走りを実現するために色々と設計を変えているのですから当たり前ではあるのですが。面白いですよね。

今回出て来たトーチシリーズはグラベルロード用です。といっても普通のディスクロードに使っても良さそうな印象を受けます。

アメリカングラベルを作るとき、人とは同じでは嫌だなあと思ったときには最高の選択肢だと思います。

 

 

余談なのですが、アメリカはなんだかハブを作るのが上手な気がします。クリスキング、ホワイトインダストリー、ハドレー、フィルウッド、そしてインダストリーナイン。次点でイーストン、E13、ステルス、アメリカンクラシック、アトミック、プロファイルなどなど。台湾と中国にはもっとありますがあれはまさに有象無象と区別が付かないので置いておきましょう。イタリアや日本でもそこまで数は多くないというのに、何故でしょう? 作りは結構似ていますけど……、でも前述したメーカーのモノは一流であると認めない人はいないかと。

面白いですね。そのうち探ってみようかな?

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