すっきりとした倒立フォークです。
拡大!
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これは……、なかなかキレイにまとまっていて、戦闘力も高そうです。インナーチューブにはチタンコートが施されていますし、エンドもかなり剛性が高そうです。トップキャップなどは切削痕が目立ちますけど。すぐにでも商品化出来ると私の中の何かがささやいています(笑)。
ワールドカップライダーのの女子、ニナ・ホフマンズのサンタクルーズ・V10に着いていたそうです。
アウターチューブが薄そうなのが個人的には気に入りました。倒立フォークは基本的に前後剛性が高いのが美点であり売りでもあるのですが、これはむしろそこをほどほどに抑ええているように見えます。これとねじれ剛性も低いという特性と合わせて考えると、女性にも扱いやすいフロント周りになっているのではないでしょうか? ということは一般ライダーにも扱いやすいということにならないでしょうか?
私は倒立フォークは大好きです。DHバイクはずっとマルゾッキ・シバーを愛用していましたし。あれは扱いやすかったです。細身の倒立DHフォークというと、今はなきテックインを思い出しますが(一応いまでもKGHという名前で残ってはいるようです)、バルブ特性はともかく、似たような線にあるのではないでしょうか?
しかし、メーカーが分かりません。何度見てもアウターにレーザー刻印されている名称が分からないのです。
PUATU? うーん……。
あ、これ、反対か!
intend か!
https://www.intend-bc.com/products/forks/infinity/
こいつだ!
なるほど、名称は『インテンド・インフィニティ』というようです。あまり巨大なメーカーではなさそうですので、トップキャップの削り感は当たり前とも言えます。
サイトでは27.5用となっていますが、ニナのバイクは29erという情報も他で見かけましたので、これが27.5モデルではなく、29erのプロトタイプである可能性もあります。
……、あ、これ、ひょっとしたら見たことあるかも? アウターチューブがこれら写真だと見えないですけど、楕円になっているようです。それによって前後方向の剛性を確保しつつ軽量化を成し遂げているようです。
インナーチューブはゴールドスライドコーティングという、窒化コーティングではなく普通のハードアルマイトであるとのこと。黒でないのは染めてないからだとか。他の諸々もコーティングより長持ちすると自信を持っているようです。
スプリングはデュアルエアにサポートでスプリングを用いた形式。ブッシングにはイグスのものを採用しています。ダンパーはセミオープンバスとのこと。これも簡単にセット出来るけれども空気の混入を避けられるように出来ているようです。トラベルは206グラムとのこと。
重量は27.5モデルですが、2330グラムとかなり軽いです。
このインテンド、かなり面白いモノを他にも作って居ます。そのうち紹介したいですね。
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