ルック・ヒュエズディスク……?

ルック・ヒュエズディスク……?

 

  

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確かにキャリパーブレーキがなく、ディスクブレーキモデルのようです。

原稿のルックラインナップには765オプティマムがあるだけです。ヒュエズかどうか悩みましたが、765はアウター受けがここまでヘッドチューブ手前になっていません。これはヒュエズの特徴なのでおそらく間違いないでしょう。

ヒュエズRSはフレーム単体で790グラム、フォークが280グラムというルック史上最軽量モデルです。ヒュエズというラルプデュエズから取った名前からも分かるようにヒルクライムバイクとしての役割を担っています。ディスクブレーキ仕様となると重量は少し増えるでしょう。軽量バイクとして特化したいなら、キャリパーブレーキのままでも良かった気がします。でも山は上ったら下りなければなりませんから、外れてもいませんか。

新型として出て来たときには入院していたのでエントリーすることが出来ませんでしたが、タイムのラルプデュエズとほぼ同時期に出て来たのには驚きました。フランスの2大ブランドは注目している点も同じなのかと。そしてサイトを見てみたら……、げ、90tクラスのウルトラハイモジュラスカーボンを使っています。東レ・T1100Gが70tクラスなので、その強さが分かってもらえると思います。もちろん全部にではありません。標準、中弾性、高弾性と多種のカーボンを使っており、90tグレードはほんの10%ほどです。数年前に調べた時、バランスはともかく引っ張り強度が最も高いのは東邦テナックス(現テイジン)でしたが、ヒュエズもそれなんでしょうか? 三菱レーヨンも特化したカーボンファイバーを作って居るのがそちらの可能性もあります。

これまでウルトラハイモジュラスカーボンでは東レと提携しているピナレロが先頭を走ってきましたが、これからは変わって行くのかもしれません。

もちろんカーボンのグレードだけでバイクが決まるわけではありません。それなら東レが最高のバイクメーカーということになりますから。ヒュエズはそれだけ様々な手を尽くしてこの軽さと性能を手に入れたと言うことでしょう。

そしてディスクモデルに至ります。ルックはなんだかんだでMTBの開発経験がそこそこありますから、全く作った事のないメーカーに比べたら遙かに信頼が置けます。このヒュエズディスクもまた高い戦闘力を秘めているように見えます。

お目見えは……、多分もうじきです!

 

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