ヘイズ久々の新ハイエンドモデル、ドミニオンA4!

ヘイズ久々の新ハイエンドモデル、ドミニオンA4!

ヘイズ・ドミニオンA4

結構長い間プライムで止まって居たヘイズのハイエンドディスクブレーキ。やっと新作が動き出しました。

マスターシリンダー

 

 

 

 

スレーブシリンダー

ローター

●スペック
■ジャンル トレイル、エンデューロ、DH
■マスターシリンダー  鍛造アルミニウムマスターシリンダー、鍛造アルミニウムレバー、リバーシブル構造
■スレーブシリンダー 鍛造アルミニウム、4ピストン、デュアルブリードポート
■パッド メタル、セミメタル
■ローター 180、203ミリ バイブレーションキャンセルボルト
■ホース K2ケブラーコーティングホース
■フルード DOT5.1フルード
■重量 310グラム(フロント、ローターは除く一式)

データ

レバーへの力がキャリパーで挟み込む力が増えるのと、レバーストロークとればに入る力との比率を示したもの。

https://www.pinkbike.com/news/review-hayes-dominion-a4-brake.html

Dominion A4

TEXT

最近なんだか元気のなかったヘイズ。正直、シマノ、スラム、マグラと比べられないくらい見かけなくなっていました。MTBディスクブレーキ黎明期から優秀な製品を作ってきていたのですが、最近の静かさは少々寂しかったモノです。

ところが! 来ましたよ!! 新型が!!!

これはゼロから開発を始めたようです。今までのラジアルマスターから他社と同じの斜め型に、シリンダー内部は鏡面仕上げに。スレーブシリンダーは主流だった2ポットから冷間鍛造2ピース4ポットへ。ディスクローターも1.95ミリという肉厚に(これは前も同じだったかもしれません)。またホースもケブラー製を採用したとのこと。数年前に似たスペックでしかもミネラルオイルをフルードとしたレイダーが登場しましたが、そこらへんのフィードバックもあるのかもしれません。

ユニークなのはスクエアシールと呼ばれるシール。文字通り四角いらしいのです。素材はエラストマー。これによって摺動摩擦が提言されているんだとか。このシールはかなり伸縮性があるらしく、ロールバックのストロークが多く取られローターとの隙間が広く取る事が出来るというのです。

今現在、ヘイズのホームページには油圧式ディスクブレーキはこのドミニオンのみ。他は機械式となります。これはおそらくヘイズ再出発の時が訪れたということなのでしょう。その第一号がこのドミニオンA4で間違いないかと。

これを使った人はかなり気に入ったようです。シマノ、スラムを凌ぐスムーズさで、ストップ力、コントロール力も申し分なく、モジュレーションも適切とのこと。まあこういうのはどこまで信用していいのかわかりませんが(失敬! まあ4ポットとの比較ではないらしいので)、でもレバーを引く力が弱くてもストロークに従って適切に力が増えているらしいのです。……、これ、本当ならスゴイですね。

MTBディスクブレーキの老舗の久々の力作です。これは楽しみですね!

 

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