バッソ・ディアマンテSVディスク

バッソ・ディアマンテSVディスク

バッソ・ディアマンテSVディスク

バッソのエアロロード、ディアマンテSVのディスクバージョンです。

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Basso Diamante SV Disc review

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レースなどで派手に活躍するわけではありませんが、手堅く良いバイクを作っているバッソ。最新のエアロロードもそつなくまとめています。バッソのカーボンバイクは結構ボリュームのあるデザインが特徴ですが、このディアマンテSVも剛性を想像させるシルエットを持っています。ただ最近のエアロロードは皆かなりごつくなっているので、ある意味で普通になったとも言えそうです。ですがシートステーはそこそこの太さが田尾垂れており、エアロロードでは珍しいブリッジもあるので、機敏な走りが期待できそうです。

エアロロードの空力設計はいくつかの手法に分かれますが、代表的なのはカムテールとNACAでしょう。前者は丸の後端を切り落とした形状、後者は縦横比3:1にした涙的形状ですが、ディアマンテSVは前者を取りました。その採用は徹底しており、トップチューブを除くあらゆるチューブにカムテール形状が施されて居ます。

シートポストも差し込み部分から中頃まで後端がフラットです。ステムもヘッドパーツキャップ部分を削除して深いポジションを取ることが出来る工作に対応して薄手になっています。ハンドルセットは流行のインテグラルではありませんが、これはこれでよく考えられています。

これまた随分とアメリカンなバッソです(笑)。コンポーネントにスラム・レッドEタップ、ホイールにインダストリーナインを採用していることからもこれは確信犯でしょう。でも……、もうちょっと何とかしたいですね。タイヤをスキンサイドにするとかすれば、フレーム本体のベージュに近い白を生かせる気がします。

カムテールかNACAか、悩むところではありますがバッソの走りにはどんな影響があるのでしょうか? こればっかりは乗って見ないと分かりませんね(苦笑)。

 

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