フォックス
ロックショックス
ケーンクリーク
SRサンツアー
DTスイス
プッシュ
DVO
https://www.pinkbike.com/news/push-announces-trunnion-mounted-elevensix-and-coil-conversion-kits-for-rockshox-forks.html
https://www.vitalmtb.com/product/guide/Rear-Shocks,35/DVO/Topaz-T3-Air,21607
EB18: New & prototype SR Suntour rear shocks, New Durolux 27.5 Boost & coil forks
https://www.pinkbike.com/news/cane-creek-announces-trunnion-mount-versions-of-db-air-cs-and-db-coil-cs-shocks.html
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近頃続々採用メーカーが増えているショックユニットの新規格、それがトラニオンマウントです。リヤショックを交換でもしなければついつい見過ごしがちな部分ですが、従来のエンドアイ規格とは全く互換性がありませんので、ちょっとチェックしてみましょう。
このようにショックのカンの延長部分に取り付けボルトがとりつくようになって居ます。従来のエンドアイの2倍近くの幅があります。GT・LTSでも触れたように、この考え自体は昔からあります。近年でもトレックがオリジナルで作らせていたモノがほぼこれです。しかし最新規格トラニオンマウントの提唱者はどうやらジャイアントということです。
そのトラニオンマウントに、フォックス、ロックショックスに続いて続々とメーカーが参入しています。近々ではケーンクリークとSRサンツアー、そしてDTスイスです。他にもすでにプッシュ、DVOが揃えています。ここまで出てくるともう定番規格の一つになったと言ってよいでしょう。
メリットは幅が広くなるためねじれ剛性が高くなること、それに従いショックへの入力がスムーズに行われるようになるということでしょう。同じエンドアイ〜エンドアイ寸法でもショック部分が長く取れるため、ローレシオ化が図られてショックのストレスが減ることも考えられます。
気になる点もあります。それは最近エンドアイはフォックスを代表としてベアリング化が行われています(もっとも以前から動くようには出来ていたのですが)。それが片方死んでしまうことになります。もう片方が生きていれば問題ないという考えなのかもしれませんが、ここの動きは思いの外リヤサスの動きに影響するのです。バイクの受け側にベアリングが仕込まれれば問題ありませんが……。そこら辺はまだ出たての規格です。追々整ってくるかと。