GT・フューリーカーボン29
GTの4バーリンケージが帰ってきました! リンケージ・チューンド・サスペンション、『LTS』のフューリーが登場です! しかも29er、27.5インチホイール、コンパチです!
□フューリーカーボンチーム29□
●スペック
■フレーム LTSダウンヒルデザインFOCカーボン、アルミ、1.5ヘッドチューブ、148ミリブーストエンド(29er:190ミリ、27.5:200ミリトラベル)
■ショック フォックス・フロートファクトリーX2 トラニオンマウント
■フォーク フォックスフロートファクトリー49、110×20ミリブーストエンド(190ミリ)
■メーンコンポ シマノ・セイント
■ホイール スタンズ・フローマーク3チューブレス
■重量 NA
チェーンを上回しにしている。チェーンステート平行になるのもペダリングロスを少なくする効果がある
チェーンをピボットと同軸にすることでハイピボット設計で生じがちなハイキックバックを緩和していると思われる
1.5インチで設計されているヘッドチューブ
ケーブルを内装ではなく外回しに、さらにダウンチューブの裏側にまとめている。非常に使い勝手がよさそうだ。さすがGT
□フューリーカーボン29/27.5フレームセット□
□フューリーカーボンプロ29/27.5□
□フューリーカーボンエキスパート27.5□
https://www.bikeradar.com/mtb/news/article/gt-fury-downhill-bike-52800/
TEXT
おお、出て来ましたね。しかも前三角カーボンモデルとして。最初はフルアルミで出てくると思って居ましたが、予想は外れました(笑)。でも良いんじゃないですか?
LTSとはなっていますが、昔のLTSとは別物です。ホイール径云々よりも、バーチャルピボットが全く異なります。えーと旧モデルは……、
http://forums.mtbr.com/all-mountain/gt-lts-1-still-worth-1008152.html
はい、DHバイクなので、これが良いかと。実はかなり後ろにあります。それが今回は前方でかなり高い位置にあります。GTのサスペンションコンセプトはいくつかあるのですが、今度のフューリーはかなりハイピボットということになります。そもそもシートステーのフレーム側ピボットがチェーンリングの遙か上なのですから、推して知るべしですね。なのでサスの形式は変わりましたが、IドライブやRTS的な動きなのかもしれませんね。29erのホイールで挙動が鈍くなりがちなのをハイピボット設計のキックバックの強さで補う。それも行き過ぎればライダーの負担になるので、チェーン回しをピボット同軸にしてキックバックを緩和するということではないでしょうか? もちろん、乗って見ないとわかりませんが(笑)。
ちょっとユニークなのはリヤエンドです。これ148×12ミリブーストエンドとなっています。DHバイクは150ミリが指標でした。そこからサイズダウンとはかなり意外です。ですがブースト規格がMTBを席巻しつつある今、こちらの方が無難なのかもしれません。ハブのベアリングがカートリッジタイプであるならコンバートキットなどが出ているでしょうから、乗り換えも楽なのかもしれません。
さらに27.5と29erのコンパーチブルモデルというのも高ポイントです。確かに世界のレースレベルでは29erが主流になりました。しかし、一般レベルでは29erはおろか27.5に移行したばかりもしくは26のままと言う人も多いのではないでしょうか? レースを目的とする人を除いて、DHバイクは基本的に出動機会が少ないバイクです。年間10回も乗れるならそれは多い方でしょう。そんなバイクに全資金を投じる人はそうそういないでしょう。27.5インチDHに乗っている人が居るなら、それは最先端に近いかと。そんな状況なのにまたすべてのパーツごと買い換えるというのも厳しい話です。しかしこのGT・フューリーならフレームだけ変更して、ホイールなどはまた来年と言った方法も可能なのです! これはいいですね!