パンターニレプリカ二種がビアンキから

パンターニレプリカ二種がビアンキから

ちょっと間に合わないかも知れませんが……(汗)。

 

 

 

□スペシャリシマパンターニ20thアニバーサリー□
●スペック
■フレーム スーパーライトカーボン カウンターヴェイル
■フォーク フルカーボン カウンターヴェイル 1-1/8~1.4”
■メインコンポ カンパニョーロ・スーパーレコード
■ホイール カンパニョーロ・ボーラウルトラ35

 

□フェニーチェプロ□
●スペック
■フレーム スカンジウム
■フォーク カーボン
■メインコンポ カンパニョーロ・ケンタウル
■ホイール ジャルコ・DRX17 28H

https://www.bianchi.com/ch/focuson/specialissima-pantani-20th-anniversary-378643
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1998年、ビアンキを駆る今はなきマルコ・パンターニがジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスを同年で制覇するダブルツールを成し遂げたことを記念したモデルです。当時のバイクはアルミ製のメガプロXLでしたが、さすがにそれをそのままと言うことはなく、スペシャリシマをベースとしたカーボンバイクと、フェニーチェプロをベースとしたスカンジウムバイクになります。

フレームカラーがチェレステにイエローを部分的に加えたものですが、そこにさらにステムを黄色く、フェニーチェはさらにサドルも当時のセライタリア・フライトパンターニモデルの刺繍入りモデルを装備しています。スペシャリシマはカンパニョーロ・スーパーレコードをスペックインし、ホイールにはボーラウルトラを履くなど、本気のレーシングバイクとして使えるものに仕上がって居るのですが、私が気になったのはフェニーチェプロの方です。

ビアンキとしては最廉価クラスに位置しながら、スカンジウムアルミという高級アルミマテリアルを採用。さらにシルバーカラーのカンパニョーロ・ケンタウルを装備してビアンキ! パンターニ!! イタリア!!! という三重奏で推してくるところが非常に気に入っています(笑)。入門クラスに位置しつつも20万円越えは立派にレースに使える実力を秘めていることでしょう。またスカンジウムアルミのメリットも合成面などで享受できるはず。ホイールがローハイトの手組タイプなのも乗り心地よくするのに一役買ってくれるでしょう。

初心者に勧めてもいいですし、ピラーテマニアのちょっと最新のバイクをレースに出ないけど味わってみたいという意向にも沿ってくれるはずです。モデル的に2018シーズンのものなので手に入れるのは難しいかもしれませんが、見つけたら……、それは縁があったと言うことで(笑)。

 

あー、そうか、なんだかんだで私はパンターニが好きなんですね。なんでかと思い返してみたら……、初めてツールを直に観に行った年の勝者であるからだったりします。近くで見た彼は、写真で見るよりずっとずっと小柄で。私とほぼ同じくらいの身長があるはずのヤン・ウルリッヒなんかもとてつもなく小さく見えました。フェスティナ事件があって、亜夜中のがさ入れの翌日、選手達がレース中に抗議のボイコットをして、待ち構えていた街には予定時間をいくら過ぎても帰ってこなくて……。ああ、良き思い出です。

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