旧JISネジにISOネジを使用するアイディア

旧JISネジにISOネジを使用するアイディア

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古いバイクや機械をいじっていると同じサイズのはずのネジが合わない事がたまにあります。ゆえに教えられたのは、「古いバイクのネジはできるだけそのまま活用せよ」ということでした。なのでJISとISOの違いを完全には理解していなかった気がします。

なるほど、こうやってほんのわずかですがピッチが異なるのですね。頭の上にポンチで押してあるのは一応知っていました。

そしてJISの旧ネジ(メス)に新しいISOネジ(オス)を使う方法も出て来ます。なるほど……、非常にためになります。沢山かみ合ってくるとピッチが異なるのが目立ってしまうのを、根本から多くの部分を削り取ってしまうことでつじつまが合わなくなることを事前に防いでしまうのですね。

基本的にはネジというモノは、頭の下の座面の抵抗によって止まって居るモノなので、こういった方法が可能な訳です。おお……。ただ設計によってはねじ切り部の摩擦も考慮しているものもあるので、これはあくまで非常事態か場つなぎと考えていた方が良いかと。それでも素晴らしいアイディアです。

 

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