12速モデル対応、エンデューロのディレーラー用プーリー

12速モデル対応、エンデューロのディレーラー用プーリー

エンデューロ・XD-15

12速にはやはり皆機敏に対応するようです。

 

こうやって見比べると同じ12速でもかなり歯先形状の違いがある。サードパーティ製ながら貴重な資料だ

 

 

そしてシフトワイヤ用プーリーもここもアルミコアとデルリンの二重構造なので、剛性の高さの向上がフィーリングの向上が考えられる

 

アンギュラコンタクトベアリングを採用しながら少し精度を抑えたことにより、リーズナブルに提供される新型BB

Interbike 2018 highlights: Ceramic, aluminum, rubber, and foam goodness

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エンデューロと言えば自転車界でも高性能ベアリングで通った存在です。2018年、バイク界で一つキーワードとなる『12速』というテーマに置いてもちゃんと対応してくる模様です。エンデューロのプーリーは、センター部をカートリッジベアリングだけでなくアルミも部材とすることで強度を高め、歯先はデルリンとすることで静粛性を確保するという美味しいところ総取りの構造になっています。

このXD-15をカンパニョーロ、シマノ、スラムと同じ12速モデルとして見比べると……、想像以上に違うのが分かります。純正ではないのであくまで参考ですが。しかしこういった機会は貴重ですので。

まず最も異なるのがカンパです。ガイドプーリーは歯が高くテンションプーリーは低い。これはフロントが2速あるためでしょう。さらにエンデューロのオリジナルですが、中心部のアルミ部分が他に比べて小径です。

シマノとスラムはMTBの12速、ケージロック、フロントシングルという同じ条件にもかかわらずシマノ13×13、スラム12×14構成で、かつシマノの方が歯が高いように見えます。これは後発組の強みなのでしょうか? 基本的にプーリーを含むすべての歯車は素数同士の設定が適切です。それは組み合わさったとき素数以外だと何十万回、何千万回も回転しているうちに特定の歯だけに負担が掛かるようになってしまうからですが。シマノはそのセオリー通りにしており、スラムは上下異数にすることで回転抵抗の削減を狙ったのでしょうか?

コンポーネントの一つのさらに1パーツに過ぎませんが、色々考えています。

 

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