フラットマウントに精度を! バール・フェイシングツール

フラットマウントに精度を! バール・フェイシングツール

Philly Bike Expo 2018 tech gallery, part three

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ロード界ではディスクブレーキ台座規格が完全にフラットマウントに定まりました。なんならMTBでも広がりそうな勢いです。ただここは平面が出ていないとたいへん面倒な部分です。塗装が乗っていてもいけません。MTB兼業のショップならそこまで問題ではないでしょうが、ロードオンリーだとちょっといやな感じでしょう(笑)。なかなか高価な工具ですから。MTB版のポストマウントフェイシングツールが揃って居るならアダプターなどを揃えればなんとかなります。

で、ちょっとやっかいなのがロードはMTBに増してカーボンフレームが多いという所です。さらに言えばフロントフォークはほぼ100%です。長年バイクの組み立てに関わって居てもカーボンフレームに刃を入れるのは常に悩む問題です。まあフルカーボンと言っても当たり面だけは金属を用いて欲しい所ですが……。あとフェイシングした後の塗装の剥がれ等も気になりますね。これは工具メーカーではなく、バイクメーカーに聞くしかないんですよね。面倒ですなあ(苦笑)。

しかしそれを乗り越えればぴしっとした新しい世代のブレーキングが手に入ります。ここは惜しむべきではないでしょう!

まだまだ数少ないフラットマウントフェイシングツール。普及するのはこれからかもしれません。

 

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