ようやくです……!
●ロードバイク
●MTB1
●MTB2
●MTB Eバイク1
●MTB Eバイク2
https://www.lemond.cc/carbon-fiber-bicycles
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結構時間が掛かりました……。タイムに作ってもらったのが2013年、オリジナルスチールのワショーを製作したのが2014年、私がコンポジット屋になると書いたのが2018年のことでした。そして2020年、新生グレッグレモンの真打ち達がシルエットだけですが見えてきました。
ラインナップは三つ。ロードバイク、MTB、そしてMTB Eバイクです。
ロードバイクは当たり前ですね。レモンと言えばロードバレースです。シルエットから分かることはトップチューブがスローピングで、あまりエアロに振ったデザインではないこと。ディスクブレーキを採用していること。レモンはコンポジット屋なのでカーボン製であることは確定です。
プロチームに供給するようなモノかどうかは不明です。タイム製バイクも性能的に高いと言ってもあの時点でも旧式です。ワショーもマニアの心をくすぐり、剛性など最新バイクに引けを取らないものでしたがそれでも重量に難があります。そう考えるとあまりカリカリトレースを見込んだモノではないのかもしれません。こう、グランツーリズム的な大人なバイクかなあと推測します。
意外なのはMTBです。というか選手時代のレモン、その後のトレック傘下の時代も通して、MTBは初めてかもしれません。私の記憶にはないです。しかしレモンはアウトドア好きなので、時流も見ながら加えたのかもしれませんね。なにせ現時点だとEバイクを含めるとMTBの方がメインではないかという感じになっていますから。Eバイクは分かるのです。これだけ世間が騒いでますから。でもそこもレモンならEロードという気が……。うーん、レモンはビジネスでもやり手と聞きますから、マーケティングを重視したんでしょう。
シルエットから見てみると……、ホイールに意識を持って行かれますが、不思議な、クロスバイクっぽいフレームワークをしています。おそらく29erなのでしょうけど、ヘッドチューブを長めに取り、トップチューブをベンドさせたりもする古いデザインに見えるのです。プラス、サスペンションがないように見えるのもこの違和感を強くします。
もちろんただのダミーである可能性も大です。でも色々と妄想を働かせたくなるのは、グレッグ・レモンのバイクだからです。
お披露目本番はもう少しです。楽しみですねえ……。