手頃な1×10、マイクロシフト・アドベントX

手頃な1×10、マイクロシフト・アドベントX

お、悪くない感じです。

 

ADVENT X

Microshift Advent X 10 speed drivetrain offers 11-48t range that’s lighter than XT

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マイクロシフト・1×10スピード専用コンポ、アドベントXのお目見えです。トータルコンポーネントと言って良いのかは悩みましたが(笑)。

このコンポ、シマノ・デオーレXTよりも軽いことをアピールしています。シフター、リヤディレーラー、カセットスプロケットのトータル重量で、アドベントXが857グラム、XTが880グラムなので、23グラムほど軽いのです! ……まあ、XTは1×12スピードなので、1×10スピードのアドベントが歯2枚分軽いのは当たり前なのですが(苦笑)。カセットスプロケットのロー側2枚はアルミを採用しています。さらに10〜51Tと11〜48Tと歯の絶対的な径の違いもあります。

それでもなかなか頑張った様に見えるのは私の贔屓目ではないのではないかと。

理由は従来のカセットボディ(マイクロスプラインではない)に取り付け可能なこと。リヤディレーラーのクラッチシステムといった必須装備は外していないこと。そして重量の割に価格が手ごろであることです。三点セットで167ドルというのはフロントシングルを試して見たい人には魅力的に映るのではないでしょうか?

MTBにおいて装備品はロードバイク以上に消耗品です。通常の消耗に加えて、障害物などのヒットも良くある話です。買ってすぐに傷ついてしまった時の絶望たるや……。いや、止めましょう(涙)。それに対してアドベントなら、割り切って使用することが可能です。デザインも奇をてらっていないので、新旧問わずどんなバイクにも合わせられることでしょう。

ちょっと試して見たいところです。

 

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