復活! アタックステム他

復活! アタックステム他

 

《アタック》
■スペック■
○サイズ 31.8ミリクランプ
○素材 アルミ  チタンボルト
○長さ 50、60、70、80、90、100ミリ
○重量 90g

 

 

《ハイパーライト》
■スペック■
○サイズ 31.8ミリクランプ 9度スウィープ
○素材 カーボン チタンボルト
○幅 760ミリ
○重量 125g

 

《フォーティ》
■スペック■
○サイズ 27.2、30.9、31.6ミリ
○素材 カーボン チタンボルト 40 or ゼロオフセット
○長さ 400ミリ
○重量 212g

https://www.pinkbike.com/news/hayes-announces-new-xc-group-featuring-a-familiar-name.html

TEXT

おおおおお! これはなんと懐かしい名前!!! これはあれですね、我々のような古参のMTB好きを殺しに掛かってますね!

アタックステムはA-TACと書くので、エーテックともエータックとも呼び方が人によって異なることでも有名でした。まあアメリカでは統一されていたのでしょうけど。そこは日本人ですのでなんともなりませんでした(笑)。この伝説とも言えるステムは元々はイエティのものでした。後にアンサーが商品化して、広く一般的になりました。

https://www.sekaimon.com/itemdetail/293617422754?country=US&title=ANSWER+%28ATAC%29+Vintage+stem++7%2F8%22+0+degree+135mm

この頃はまだオーバーサイズパイプ溶接のアルミステムが一般的でなく、画期的な製品でした。これをベースにオーバーサイズ、スーパーオーバーサイズやアヘッドタイプも作られていきました。なので今回のアタックステムとはちょっと、いやかなり異なります(苦笑)。削り出しステムのパイオニアといえば……、

http://vintagenosbicycleparts.com/ringle-zooka-stem-quill-120mm-vintage-mountain-bike-mtb-blue-1-0-french-nos/

これ、リングルです。今のステムの形状の元祖といって良いかもしれません。こうやって挙げた2社が今は同じグループ傘下というのも時代ですね。

そしてちょっと前まであった復活したアタックは……、

これです。決して悪いモノではないと思うのですが、いつの間にやら消えていたようです。そして再復活のものがトップのものになります。

表面はグロス仕上げで、アルミのCNC加工で仕上げてあり、各部のボルトはチタン製を奢っています。サイズも50〜100ミリまであり、軽い。多くの用途に使えそうです。35ミリクランプにならなかったのは剛性ではなく、バランスを求めてなのかもしれません。

ハンドルとシートポストもリリースされます。こちらはともにカーボン製で、軽く仕上がって居ます。シートポストは旧アンサーではサスペンションシートポストのみだったので伝説の名称みたいなモノではないはずです。しかしハンドルのハイパーライトという名称は圧倒的な軽さによって多くのライダーに使われた逸品です。昔はアルミのバテッド仕上げ。たった1本のアルミハンドルが数万円した時代でした。

ここら辺は昔知人が使っていましたボールバーニッシュのGT・ザスカーに装備されて居て、そりゃあうらやましかったモノでした(笑)。

今回はアンサーではなくプロテーパーからのリリースとなりますが、基本的に名前が変わっただけで中身は一緒です。もっとも親会社はヘイズですが。ここはちょっと寂しいですね。

ですが品質はかなり高そうです。あまり個性を主張しないデザインなので着けるフレームを選ばないかと。オーダーで作った細身のクロモリバイクに装備されて居たら、うなってしまうかも知れません。

 

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