アンダー100グラム! 超軽量シートポストがスペインから!

アンダー100グラム! 超軽量シートポストがスペインから!

ダリモ・カーボンシートポスト&ハンドルバー

なんと言えばいいのか……、とりあえず激軽です!

  T2 SBシートポスト
●スペック
■サイズ 27.2、30,9、31.6×400ミリ
■素材 UD&BDカーボン、7075 T6アルミ、チタンボルト
■重量 115グラム(30.9、31.6)、118グラム(27.2)
■制限重量 90キロ

 

 T1シートポスト
●スペック
■サイズ 25.4、27.2、30,9、31.6×500ミリ
■素材 UD&BDカーボン、7075 T6アルミ、チタンボルト
■重量 93グラム(27.2×400ミリ時)、94グラム(31.6×400ミリ時)
■制限重量 90キロ

 

 

MTBハンドルバー
●スペック
■サイズ 31.8×800ミリ
■素材 UD&MD3Kカーボン
■重量 98グラム(740ミリ時)
■制限重量 NA、ダウンヒル、バーエンドは使用不可

http://darimo.eu/en/

TEXT

なんでしょう? 今、スペインでMTBが熱いんでしょうか? この前のジェミニもスペインでしたし。個人的にはスペインって、オルベア、BH、ローターとかが浮かんできますが、そのほかはあまり知らないのです。もちろんブエルタ・ア・エスパーニャがあったりミゲール・インデュラインの故郷でもありますし(彼はバスクなので違うということは今はさておき)、あ、エチュオンドもそうですね。

このダリモ、ラインナップを見るに新興のカーボンコンポーネントメーカーのようです。現在は上記にピックアップしたシートポスト2種、ハンドルバー以外には、キャノンデールレフティ用カーボンコラムがあるくらいです。ただ開発予定としてドロップバーやステム、さらにはモーターサイクルパーツやトレッキング用ポールなども考えているようです。おそらくカーボン畑の人が独立したという感じでしょう。

それにしても軽い! 取り上げたすべてが尋常ではない軽さです。体重制限もありますが、ここまでの飛び道具なら当然ですね。こういった攻めたパーツ、私は大好きです(笑)。

ダリモのパーツがなぜここまで軽く出来るのか? それはカーボンのレイアップスケジュールにあるようです。UDとMDを組み合わせ、コンピュータで解析することで負荷に応じた肉付けによってここまで軽くなったようです。カーボンは奥が深いですね……。

またオフセットタイプのT2は、この形状としては抜きんでた軽さを持っています。その秘密は天秤式の一番シンプルなヤグラです。これはダイレクトタイプだと採用が多いのですが、引いたポジションを取りたい人だとこの方式は不満が出る場合があります。特にロード乗りにはオフセットタイプが定番なのですが、ヤグラ部分を維持するためにそこそこ重量が嵩んでしまうのです。T2はこの点をポスト本体を曲げる事によって解決しています。トムソンと同じなのですが、こちらのほうがより自然なカーブを描いているので、トラディショナルなモデルを含めてたくさんのバイクに似合いそうです。

今後も目が話せないメーカーとなりそうですね!

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