解説
カーボン貼り込み① ベースを張り込む
カーボン貼り込み② ブラダを配置する
カーボン貼り込み③ ベースのカーボンでブラダを包み込む
ブラダは別に準備
これは多分違う種類のリム
下側のプリプレグを予め貼り込んでおく
他の工程でブラダを内部に配置したものを型に設置する
外枠を嵌める。奥にあるのが反対側の型
圧力を加えながら焼く
上の型を外す
型から外す。内部のブラダを膨らますバルブがまだ付いたまま
ブラダのバルブをつかみ、巻き取り機にて引き出す
べろーん
後は表面を磨いたり、ニップルホールを開けたり、ブレーキ面を切削しリムの振れを取ったりする。
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いや実に良くできた動画です。カーボンリム製作に置いてはもっとも細かく写した作品ではないでしょうか?
ブラダを引き出す専用の機械なんて初めて見ました。確かに圧と熱に耐えなくてはいけないので、そこそこの強度が必要とされるはずです。とすると手で引っ張り出せないことはないですけど、それはあまり効率的ではありませんね。機械が必要とされる理由に納得です。
ここはプリプレグを比較的長めに切っています。もっと短いところもありますから、ここはコンセプトの違いですね。私はこっちのほうが好みです(笑)。
しかしまあ、カーボンリムは手間が掛かります。無数のプリプレグを貼り込んで行かなくてはいけませんから。そうすると型で長尺を作り、曲げ、溶接するという工程をほぼ機械任せで出来るアルミリムは、いかに効率的かが分かります。10グラムか20グラムの違いなら、アルミで良いじゃん! って言いたくなってしまいますね(笑)。でもそこをこだわるのがレースと趣味の世界です。あとアルミは型を決めてしまうとなかなか修正が効きませんが、カーボンはプリプレグを変えることもレイアップスケジュールを変えることも比較的簡単です。どちらもメリットがあり、デメリットがありますか。
良い物を見せてもらいました。
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