パナレーサーから新作MTBタイヤが続々と! 

パナレーサーから新作MTBタイヤが続々と! 

パナレーサー・ロメロ、アリソ、パンデュラ

いつの間にか登場していたパンデュラに引き続き、アリソ、ロメロといったエンデューロ向けタイヤがお目見えしました。

ロメロ

●スペック●
■サイズ 27.5×2.4、2.6、29er×2.4、2.6
■コンパウンド トリプルコンパウンド(DHオリエンテッド)
■ケーシング 60TPI アンチフラットプラス
■ビード ケブラー
■重量 1130グラム(930グラムの120TPIケーシングモデルもあり)

アリソ

●スペック●
■サイズ 27.5×2.4、2.6、29er×2.4、2.6
■コンパウンド トリプルコンパウンド(ロメロよりも柔らかい)
■ケーシング 60TPI アンチフラットプラス
■ビード ケブラー
■重量 NA

パンデュラTLC

手前のドライバープロは現行の29er×2.2、27.5×2.22、26×2.1に加えて、29er×2.4、2.6サイズも追加される

 

●スペック●
■サイズ 27.5×2.4
■コンパウンド トリプルコンパウンド
■ケーシング アンチフラットプラス チューブレスレディ
■ビード ケブラー&ワイヤー
■重量 1180グラム

 

Panaracer Aliso gets all soft on enduro, new Romero MTB tire handles the rest

https://www.panaracer.com/lineup/mtb.html

Panaracer Pandura TLC tyre review

TEXT

とまあ、パナレーサーも新作が出て来ています。もっともパンデュラは昨年から発表はされていたようです。その時同時にドライバープロに29erでよりワイドなタイヤもあったようです。この時は私は……、死んでいたので知りませんでした(汗)。

重量から言ってエンデューロからDHに使えるタイヤです。ですがグリップとトラクションに特化したモデルとは違うようで、センターに縦長のノブが連続して設置されていることから走りの軽さも考慮していると考えて良いでしょう。それでありながらトリプルコンパウンド、中でもサイドにエクストリームソフトクラスのコンパウンドによってグリップも高いと思われるオールラウンドに使えそうです。

そしてロメロはパンデュラに近い、エンデューロ〜DH向けのタイヤです。大きな台形ノブはセンターに集中しており、サイピングがはいったものとそうでないものが交互に配置されています。

またアリソは兄弟モデルらしく、ケーシングは共通、コンパウンドとパターンが修正されているようです。ノブは横長のものがミドル部に配置されているので、トラクションやハイブレーキングに対応していそうですね。コンパウンドがより柔らかいものに変えられているところからよりウェットなコンディションでの使用を想定されているかと。本格的なドライコンディションが少ない日本ではこっちの方が向いているかも知れません。

このエントリーのためにパナレーサーのHPに言ってみたのですが、MTB系タイヤが少なくてかなりがっかりしました。しかも旧世代に属するタイプばかり。ドライバープロにモト系、ファイアプロ、マッハSSという感じです(一応ファイアプロは新型ですけど)。あまりの死にっぷりに絶望感さえ憶えましたが、パンデュラを探しに海外のサイトに行ったところ、びっくりするほどラインナップが揃っているのです。なくなってしまったと思って居たCGシリーズ、ドライバーシリーズもPRがあり、モトもQUASI、ファイアシリーズもスポーツというエントリーモデルが、さらにコメットハードパック、ソアラオールコンディション、スモーククラシック、ダートクラシック、スウープオールトレイルなどなど。残念ながら私が一番好きなCGシリーズは26インチで留まってしまい、今のMTBシーンに全く対応出来ていませんが、他は27.5と29erを結構揃えているのです。今回の新作、ロメロ、アリソ、パンデュラはCGシリーズの下り系ラインナップを補うために登場したのでしょう。さらにドライバーシリーズの29er2.4、2.6クラスはXC~トレイルランにかなり使えるかと。

ああ、良かった。パナはまだ大丈夫です(笑)!

 

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