スラム・フォースEタップアクセス
これは……、不意打ちです!
Eタップレバー
、機械式ブレーキモデル、油圧式ブレーキモデル
リヤディレーラー
フロントディレーラー
クランクセット
■ダブル歯数:46×33、48×35
■シングル歯数;36、38、40、42、44、46、48
■クランク長 165、167.5、170、172.5、175、177.5㎜
■BBシャフト DUB
カセットスプロケット
●10、11、12、13、14、15、16、17、19、21、23、26T
●10、11、12、13、14、15、16、17、19、21、24、28T
●10、11、12、13、14、15、17、19、21、24、28、33T
チェーン
ディスクブレーキ
キャリパーブレーキ
ギヤテーブル
重量
XDRドライバー
□1×12 キャリパーブレーキ仕様
□1×12 ディスクブレーキ仕様
□2×12 キャリパーブレーキ仕様
□2×12 ディスクブレーキ仕様
SRAM Force eTap AXS unlocks 12 speed, Red-like performance for less
http://www.veloderoute.com/information/14541/sram-force-axs-la-fee-electricite-etend-son-empire
https://launch.sram.com/en/axs/etap-axs
TEXT
……不意打ちは私だけ(笑)?
スラム・Eタップは最上級モデル、レッドが先行していました。そして昨年末、12速モデル『アクセス』にモデルチェンジが行われ、MTB Eタップの情報は出て来ましたが、他になにか匂わせることなかったので……。スラムは電動モデルは最上級のみでいくと思ってしまいました。ところがセカンドグレードのフォースで出てくるとは……。びっくりです。
スペック的には重量は少しプラスとなりますが、ほぼレッドに準じるようです。フロントシングルとダブル、機械式キャリパーブレーキと油圧式ディスクブレーキの組み合わせにより4つのパターンが選択できます。明らかに違うのはキャリパーブレーキですね。レッドがエアロリンクを採用したシングルピボットモデルなのに対して、フォースは従来からのデュアルピボットモデルのままです。重量的にはエアロリンクが、制動力的にはデュアルピボットが優位性を持つので、一長一短ですね。両方とも28Cクラスのワイドタイヤに対応しているので、最新のワイドな脚周りに対応出来ます。
フロントチェーンリングはダブルで46×33、48×35という珍しい数値を採用しています(レッドである50×37はフォースにはなし)。それもそのはず、カセットスプロケットが
●10、11、12、13、14、15、16、17、19、21、23、26T
●10、11、12、13、14、15、16、17、19、21、24、28T
●10、11、12、13、14、15、17、19、21、24、28、33T
というこれまた変わった数字を採用しているからです。これはカセットスプロケットのトップを10Tにすることによって成された新たなコンパクトドライブ化です。コンパクトドライブというのはいくつかの意味合いがありますが、ここではフロント110mm PCDではなく、シマノが11Tトップカセットスプロケットを開発したときのコンパクトドライブと同じ意味合いです。あの時もアウターリングがMTBで46、48Tというような巨大なものから42、44Tといった現代的なものに劇的に変わりました。たかが1T、されど1Tで、バイクの全体のありようも変える力があります。カセットスプロケットはトップの10Tを機軸にして考えているようですが、12速で先んじているカンパニョーロは今までの延長線上のギヤテーブル設定ですので(11~29、11~32)、スラムは独自路線を取ったと言えます。
通信ケーブルがないために、圧倒的なメンテナンス性の高さとフレーム設計の自由さをもたらしたスラム・Eタップ。新しい仲間のフォースには、欲を言えばブレーキ回りにももっと新技術を投入して欲しいところですが、そこはこれからに期待しましょう。
価格的にデュラエースDi2を切ってきたら、今よりさらに使いたがる人は増えるのではないでしょうか? 実際レッドEタップは一部の人間に好評を博しています。絶対性能は頂点でなくても、着けやすく使いやすいという他にはない美点があるからです。最近主流のエアロロードはケーブル類がほぼ完全に内蔵になりました。これの面倒くささは如何ほどか。Eタップならほとんどを解消してしまう事が出来ます。今後色々なところで選ばれるのではないかと予想しています。
まだ書き足りないので、後日書き足します。
ではでは
追伸
うーん、書く上での約束事を忘れてしまっていますね(汗)。こりゃ、大変そうです(涙)。
アクシスではなく、『アクセス』という読みのようです。