スラム、サリスからパワータップを買収

スラム、サリスからパワータップを買収

https://www.matosvelo.fr/index.php?post/2736/sram-rachete-powertap-a-saris

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スラムが不思議なことをしています。サリス傘下であったSRMと並んでパワーメーター古参のパワータップを手に入れました。

メジャーメーカーではほぼ各社ラインナップを揃えたパワーメーター。取り付けがやっかい、そして充電という難点も抱えつつも、自分の脚力を客観的に測定できるという魅力はプロのみならずアマチュアも捉えることとなりました。

スラムも早い段階からクオークを買収し、クランク組み込み式のパワーメーターをラインナップしてきました。シマノもクランクタイプです。他にもペダル式やリヤハブ式という方式もあるのですが、ペダルは好みが分かれる所であり専門メーカーを上回る性能を実現している製品は少なく、リヤハブはこの完組ホイール全盛時代では乗り換えがネックになってしまうのは……という難点があります。

パワータップはその正確なデータで立場を確立してきました。リヤハブ式では随一だと私は思っています。今ではペダル式もラインナップしていますが、パワータップの真骨頂はやはりリヤハブ式かと。しかし、すでにすでにクオークを手に入れ結構な年月が経ちつつあるスラムに必要なのでしょうか? うーん……。ああ、そうか。サスペンションのエア測定システムShockWizや同様のタイヤバージョンTireWiz(https://bikerumor.com/2018/02/15/shockwiz-works-more-magic-with-custom-tuning-trail-profiling-lower-pricing/ https://www.bicycling.com/bikes-gear/a19879743/quarq-tyrewiz-tire-pressure-gadget-tested/)と組み合わせるのか。

それを加えて鑑みると……、面白い!

自分好みのセッティングでも良いのですが、まずはメーカーセッティングというのは間違っていません。それを各部分から自動調整は出来ませんが、調整の参考に非常に有用な情報です。シマノ、カンパもかなりの部分で電子化を進めていますが、スラムはそれに加えて無線化を推し進めたいと思って居るようです。こういった未来自転車図とでも言うべきものは、他に描いている所はないのではないでしょうか?

 

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