マヴィック・スピードリリーススルーアクスル
開発したのはエンヴェという話ですが、今やエンヴェとマヴィックは同じ企業の傘下なのでまあ一緒ですね。
外す様子
固定した様子
このままでは分かりづらいですね。オリジナルのエンヴェを探しましょう。
スルーアクスルなのに、片側のエンドが切り欠かれている
このスピードリリーススルーアクスルなら普通なら完全に抜かなくてはならないスルーシャフトを、ハブに差したままでホイールを外すことが出来る
ハブを嵌めてクイックを回転させてホイールを固定させる
片方のエンド部をオープンにする形状とともにキモとなるのが二段階になったスルーシャフト
https://roadbikeaction.com/sea-otter-classic-enve-composites/
見つかりました(笑)。
TEXT
とても面白いシステムです。フレームのメスネジ側はどうにもならないけど、ボルト頭側に手を入れて素早くホイールを外せるようにしようというコンセプトです。おそらく剛性は落ちてしまうでしょうけど、利便性は格段に向上します。特にロードバイクに置いてはホイール交換は非常に重要な要素です。素早く出来るというのが自転車界にとってキーストーンとなる開発として認知されるのが、かのカンパニョーロが手がけたクイックリリースです。カンパはそれをきっかけに自転車パーツメーカーとして世界一になったのですから、その偉大さは推して知るべしです。
このスピードリリーススルーアクスルはそれに並ぶことが出来るか? ……どうでしょう? こればっかりはパーツメーカーだけで何とかなりません。完成車メーカーも巻き込む必要があります。
マヴィックとしては基本的にホイールはそのままでよく、スルークイックを製作すればいいので新規格特有のなくなってしまうリスクはほとんどフレーム側にあります。特許を取っているのはクイックとエンド部両方でしょうから、現物は作らないで済む発案者としてはかなりリスクが少なくて済むのではないかと。
先にエンヴェ版を見ていたのでマヴィック版を非常に驚いたのですが、これ順番が関係ない人には「?」ですね(汗)。でも面白いので載っけておきます。
追記
もう少し探っていたら2年くらい前に、マヴィックの開発品として海外サイトで取り上げられていました。
むう、動画で分かりやすいですね(笑)! 今後キャノンデールが 採用しそうなので、続くところがありそうです。
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