ミシュランロードタイヤ、遂にチューブレス投入!!!

ミシュランロードタイヤ、遂にチューブレス投入!!!

 

遂に、遂にミシュランロードバイクタイヤにもチューブレスレディモデルが登場します!!!

 

■パワーロード チューブタイプ

 

■パワーロード チューブレスレディタイプ

 

 

■パワータイムトライアル

■パワーコンペティション チューブラー(チューブレス?)

 

 

 

■パワーロード オールシーズン

 

Michelin Power Tire range adds tubeless ready road & Time Trial specific tires for 2020

https://bike.michelin.com/en/products/michelin-power-competition

 

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第二次ロードチューブレスブームというべき昨今のチューブレスレディの流れのなかで、バイクタイヤの大御所、ミシュランが遂にその重い腰を上げました。ずっと待ち望んでいた人も多いのではないでしょうか?

ロードタイヤの大御所と言える、ヴィットリア、コンチネンタル、ハッチンソンなどはすでに投入済みです。また中堅どころもほとんどラインナップにあります。ここにミシュランが加わることで、ユーザーは本格的にチューブレスタイヤを選べる状況が完成したと言えます。

 

赤の矢印で指し示したのがチューブレスレディを実現したシール層『エアプルーフ』です。……、あ、ミシュラン、外層式を取りましたか! ……、んーーーーー、これは……、どうでしょう? このシール層はケーシングより内側と外側の二種類あります。自転車以外のタイヤならどちらを選んでもある程度の厚みを持たせているので大丈夫なのですが、スポーツバイクは異常なまでに薄いためすぐに削られてしまうので外側を採用することはほぼないのです。以前どこかのメーカーが採用していましたが、確かすぐになくなって居たはずです。その代わり、プロテクターを最も内側にしたと。これだとしなやかさは損なわれないと思いますが……。これは……、どうだろう?

コンパウンドは、チューブレスレディ、チューブタイプ共にXレースコンパウンドですが、チューブタイプはサイドがグリップデザインという杉目っぽいパターンになっています。

ケーシングもチューブレスレディは4層×120tpiプラスエアプルーフ、チューブタイプは3層×120Tpiなので結構性質が異なることが予想されます。うーん、同じパワーというタイヤでもここまで変えてあるのは、チューブレスレディが難しかったせいか、はたまたチューブタイプの性能をチューブレスに寄せることを頑張ったのか……。どっちでしょう?

ミシュランはかたくなにノーマル構造のタイヤにこだわってきました。重量と剛性の兼ね合いが付かなかったのでしょう。しかし密封をシーラントに任せることでチューブレスタイヤがチューブレスレディとなったいまなら……、といった所でしょうか。また、カーボンクリンチャーの高性能化、定番化も大きな要因ですね。また、オリンピックイヤーということも絡んでいるのかもしれません。

チューブレスはタイヤの行くべき道程なので、私はミシュランからも必ず出てくると考えていました。今回の登場は随分遅かったなというのが率直な感想です。技術としてはMTBですでに実証しているとおりすでに持っていました。なのでそこがネックにはならないのは分かって居ました。こだわりだったのでしょう。

クリンチャーがチューブラーに主役の座を譲った立役者にはミシュランも加わっていました。今回は最後発と言って良いでしょう。しかし! やはりミシュランです。性能には大いに期待するモノがあります!!! パワーコンペティションの性能は如何に!?

 

追記

プロ4エンデュランスの25cなんですが、推奨空気圧が5barから7.5barなんてことになって居ます! いや、気付かなかった。6barは憶えていて、またえらい低圧だと驚いたのですが。色々と常識が変わって行きますね。しっかりとアップデートしていかないといけませんなあ……。

 

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