Eバイク高速化! ドマーネ+HPが追加!!

Eバイク高速化! ドマーネ+HPが追加!!

初代と同じボッシュ製モーターユニット。しかしHPになるためにトルクを増した別物。バッテリーは直接充電も出来る模様

 

ボッシュ製のモニター。LTではモーターユニットの状況を示すインジケーターはトップチューブに移ったがまたハンドルに

ドライブトレインは1×11速(デオーレXT)に戻った

 

https://ebiketips.road.cc/content/news/trek-launch-the-super-powerful-and-uk-illegal-domane-hp-e-road-bike-boasting-a-28mph

https://www.trekbikes.com/us/en_US/bikes/road-bikes/performance-road-bikes/domane/domane/domane-hp/p/30931/

https://www.trekbikes.com/us/en_US/bikes/road-bikes/performance-road-bikes/domane/domane/domane-lt/domane-lt-9/p/32579/?colorCode=reddark_bluedark

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アメリカンロードの雄、トレックのEロード、ドマーネ+に新たな兄弟が誕生します。3男です。次男は昨年末に出て来ていました(汗)。名前をドマーネ+LTと言います。……あ、初代と全然違いますね。

□ドマーネ・+LT□

なるほど。わずか一年でトレックがアップデートした理由は軽さが理由なようです。モーターユニットに初代のボッシュではなく軽量なFAZUAを採用し、一番のおもりとなるバッテリーを取り外してもフレームが構造体として成り立つようにダミーカートリッジのようなものを取り付けられるようになっています。これにより2.9キロ軽量化ができるとのこと。

そしてこれは大きいところだと思うのですが、フロントダブルというオーソドックスナロードと同じギヤ編成にしてきました。これはバッテリーを外したノーマルモードを実現するに当たって必須な部分だったのでしょう。いや、見事な設計です。

これだけものもを作ったのですから、これに引き続いた路線が……、と思うのが人情のハズですが、トレックはそれはそれ、これはこれ! とでも言わんばかりに三代目をドマーネ+をブラッシュアップさせた形で登場させました。モーターユニットもボッシュに戻しています。ですが最大の違いは……、トルク(力のモーメント)です。

ちょっと表にまとめてみました。

こうすると、ドマーネ+とドマーネ+HPは完全な系譜上にあり、トルクが増した(高速度域まで電動アシストされる)と見て取れます。逆に次男のLTは軽さという全く異なる方向性を持っています。いざ選ぶとなると結構悩んでしまいそうです(笑)。

今回の最大の変更点トルクは12Nmも向上しています。二割増しです。これはかなりのパワーアップです。アシストの速度域は変わりません。Whも変わりません。ということは高負荷時、上りなどが楽になる! ということになります。……心が揺れる人は多いのではないでしょうか? 私も揺れています(笑)。

タイヤは32c、32c、だったのがここにきて25c(チューブレスレディ)に変更されているのも興味深いところです。タイヤを太くすれば基本的に走行感の軽さ以外の性能は大抵向上します。しかしロードバイクは軽い走りが信条です。ここはなかなか譲れないところです。おそらく前後のisoスピードによって結構振動吸収性は賄えたのではないでしょうか? グリップ力などは速度域などが100キロを越えるわけではないのでほぼ同じと見なして……、といったところでしょうか。

かなりのブラッシュアップをされたドマーネ+HP。しかしながら、この記事のイギリスでも道交法をクリアできないようですし、日本でもちょっと難しそうです。面白いモノなので、日本に入ってきて欲しい……、そう思うのは私だけではないはず。このHPは無理ならLTでも……!

 

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