UCI、Eバイクワールドカップシリーズを立ち上げ! 

UCI、Eバイクワールドカップシリーズを立ち上げ! 

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UCIがMTBワールドカップシリーズに新たなカテゴリーを加えます。『WES』(ワールド・Eバイク・シリーズ)。驚くことにEバイクのシリーズです。しかもXCとグラビティの二つも。

日程

ラウンド1;2020年3月7日 モナコ

ラウンド2;2020年4月18日 スイス

ラウンド3;2020年6月6日 イタリア

ラウンド4;2020年11月3日 スペイン

となっています。基本的にXCとグラビティは同時に開催する模様。それに加えて『ライドWES』という催しもあるようなのでどうやらUCI、本格的にEバイクを普及させようとしている感があります。

いや、驚きました。ここしばらくのバイク系ニュースで一番です。はー、へー、ほー。私がくたばっている時に第一報はあったのでしょうけど、私は突然お目に掛かった感じです。いやいや、こうなりましたか。

海外でのEバイクの人気は圧倒的だとは知っていました。ユーロバイクはもはやEバイクショーであるという話も実際に言っている知人から聞いたこともあります。しかし自転車界はポジションが変わったり、チューブの太さが規制されていたりするようなブレーキの通常進化であるディスクブレーキすらも導入に何年もかかるような世界です。こういった人力以外の動力を認めるレースを行うようになるとは……。正直今でも信じられません。しかしこれが欧米のバイクの実情なのでしょう。UCIのMTB部門はロードバイク部門に比べて寛大な面もあるからこそWESの実現に至ったとも言えそうです。さらにいえば自転車メーカー達の強烈な押しがあったことも想像に難くありません。おそらく今までとはまた違った市場が待っているということなのでしょう。モーター付きは単価が違いますから。

レギュレーションの策定などはどうなっているんでしょう? 実際走る時の車検は? 今よりもかなり厳しくなるのではないかと。電子部品は見た目だけではわかりませんから。そうすると、UCI認可のシール付きでないと認められない? そんなことにもなるかもしれません。

どこまでが自転車と言って良いのかイマイチ分からなくなってきたこのご時世、10年後、20年後においてバイクと言う言葉がEバイクを第一に指す言葉となっているのかもしれませんね……。

 

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