クリスキング・R45カンパニョーロ対応ハブ、生産中止へ

クリスキング・R45カンパニョーロ対応ハブ、生産中止へ

Chris King ceases production of Campagnolo freehub bodies

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ヘッドパーツとハブ、そしてBBのクリスキング。アメリカバイク界の番長と言っても良い存在です。アメリカンハンドメイドバイクには必ずと言って良いほど同社の製品が採用されています。格も性能も持ち合わせ、ずっと指示されるというブランドは珍しいのではないでしょうか?

そんなクリスキングですが、最近はラインナップが多岐にわたります。昔はオーバーサイズのヘッドセットにシマノ対応のハブを出していればいくらカラーバリエーションを増やしても何とかなっていたのだと思います。しかし今は一体なにがスタンダードと言って良いのかすら分からない時代です、特にこの10年は。MTBもロードもディスクブレーキがありますが、Vブレーキもキャリパーブレーキも否定できません。エンド幅もブースト規格なんてのも出て来ました。

あまりにラインナップが増えすぎたクリスキングは、2019年にラインナップの整理をしました。そして実際に余り必要とされていないいくつかの製品を外したとか。なるほど、数字は嘘をつきませんか……。その中にカンパニョーロ対応ハブ・R45も含まれていたそうです。悲しいですが、売れていなければ仕方ないのかもしれません。

ロードは完全に完組ホイールの時代です。カンパニョーロからも表上ハブ単体のラインナップは消えました。ディスクブレーキ用はありません。もちろんホイールをラインナップしているのですから必要ないと言えば必要ありません。しかしちょっと悲しいとも思います。

クリスキングはシマノカセットボディに使用できるエドコの製品を推奨しています。あのスチールのインゴットから削り出すオタク製品です(笑)。

Monoblock Cassettes

まあ穴埋めとして他社の製品を挙げるのは何だともおもいますけど。

今持っている人は大切にして上げて下さい。欲しい人は在庫を手に入れる最後のチャンスかもしれません。

 

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