噂の新フォークのベールが剥がされる! オールニューエンデューロフォーク・ゼブ登場!!!

噂の新フォークのベールが剥がされる! オールニューエンデューロフォーク・ゼブ登場!!!

ロックショックス・ゼブ

これが新型エンデューロフォークに与えられた名前です。

■スペック■
○ホイールサイズ 27.5or29er
○トラベル 150、160、170、180、190mm
○ダンパー チャージャーダンパー2.1 RC2
○スプリング デボンエアー
○インナーチューブ 38ミリアルミ
○アウターチューブ マグネシウム ブーストスルーアクスル
○シール SKF
○重量 2265グラム

https://www.pinkbike.com/news/first-ride-rockshox-zeb-2021-fork.html

https://www.sram.com/en/rockshox/models/fs-zeb-ult-a1

TEXT

おー、出て来ました! 4月に見たのは、名称も不明でロックショックスの新型エンデューロフォークという情報とロゴのない写真だけでした。ロックショックスは過去にもこのクラス(180ミリシングルクラウン)のふぉ0句をラインナップしていたことがあったので、そこらへんの復活かもしれないなーと予測を立てていましたが、蓋を開けてみれば……、はい、負けました。完全新型でした!

本家にも行って見てみました。おおー、なかなか良さそうなフォークです。ボクサー未満、リリック以上がロックショックスの想定する用途です。プラスEバイクに使っても良いようです。

名称の『ZEB』はロックショックスが拠点を構えるコロラドスプリングスの昔の探検家、ゼブロン・パイクに由来するのだとか。これは日本人には分かりませんね(笑)。

重要なのはダンパーです。基本はチャージャーダンパー2.1なのですが『ゼブセレクト』という機能が追加されています。これは高速圧縮の調整機能を無くしてしまう代わりに低速の圧縮とリバウンドを調整できる様にしたものです。

エアスプリングもロックショックスでは定番のデボンエアーですが、ゼブは寄り多くの空気室を設けてありリリックと比べて寄り低圧で運用が可能です。そのためガレ場などでの激しいストロークの時により落ち着いた挙動になります。

全体の剛性も高められています。ゼブはリリックと比較してねじれ剛性21.5%アップ、横剛性7%アップ、前後剛性2%のアップです。アーチも角張っていて、裏から見るとかなり補強のリブがあります。剛性を高めつつ乗り手の疲労とならないほどに抑えたとか。なるほど、これはインナーチューブ38ミリ径を採用した理由とも繋がりますね。

クラウンを通常よりもさらにオフセットされて居るのはEバイクへの対応なのだとか。Eバイクのダウンチューブは基本的にバッテリーの搭載場所です。そこにヒットしてバイクの故障に繋がることを避けたいのでしょう。

スルーアクスルは15ミリ径のブーストのみっぽいですね。少なくとも20ミリタイプはラインナップされません。

明らかにフォックス・38とライバル関係にあるゼブですが、200グラム近く軽く、200ドルほど安いというなんともキラー属性を備えているようです(笑)。まあここは単純な価格では推し量ることはできませんけどね。ですが選択肢が豊富なのはライダーには間違いなく良いことです。

楽しみなフォークが出て来ました。

 

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