マセラティからEバイク!

マセラティからEバイク!

これは驚きです。高級クルマメーカー・マセラティからEバイクが、しかもロード、MTB、クロスバイクという豊富なラインナップを揃えて参入してきました!

□MCトロフェオ□
●スペック
■サイズ 700C
■フレーム アロイ
■モーターユニット BAFANG
■メインコンポ シマノ・アルテグラ

 

□MCエディジオーネリミタータ□
●スペック
■サイズ 700C
■フレーム ADKカーボンオートクレーブ
■モーターユニット FAZUA
■メインコンポ シマノ・デュラエースDi2

 

□MCコルセ□
●スペック
■サイズ 700C
■フレーム ADKカーボンオートクレーブ
■モーターユニット FAZUA
■メインコンポ シマノ・アルテグラ

 

 

□MCストラーダレ□
●スペック
■サイズ 700C
■フレーム アロイ
■モーターユニット FAZUA
■メインコンポ シマノ・アルフィーネ8速

 

□MCスポーツ□
●スペック
■サイズ 27.5インチ
■フレーム アロイ
■モーターユニット ボッシュ・プリオン
■メインコンポ シマノ・アルフィーネ8速

 

□MCトレイル□
●スペック
■サイズ 27.5インチ
■フレーム アロイ
■モーターユニット ボッシュ・プリオン
■メインコンポ スラム

https://www.maserati-ebikes.com

http://ebike.bicilive.it/e-magazine/bike-news/eurobike-bici-corsa-elettriche-2019/

TEXT

マセラティと言えば! イタリアの高級クルマメーカーです。さっきホームページをみてみたら、ギブリが最もお安く935万円だそうです。……うわあ、やっぱり高級だ(笑)。グランカブリオに至ってはに、2000万円ですよ!  うっはあ−。

そのマセラティがEバイクを販売します。自転車でよく使われるフレーズで、最も手軽に手に入れられる○○というものがありますが、このEバイクも最も手軽に手に入れられるマセラティと言うことが出来るでしょう。

バイクジャンルに置いてマセラティは新人です。過去にバイクを作っていたかどうかは私は知りません。あってもイベントモデルくらいではないでしょうか。

今回のEバイクはかなり本気なようです。それはラインナップからも伺えます。ここまで一気に揃えてくるのはバイクメーカーであっても希です。そしてその本気度はスペックを見ても確信させられました。

ロードタイプの最高級モデルはまだイラストのようですが、カーボン製であることは決定しているようです。しかもオートクレーブ製ときました! 最近ではあまり話題に上りませんが、オートクレーブ釜は最上級のCFRPを作り出すことが出来ます。高級バイクメーカーでもなかなか導入出来ない設備です。昔はカーボンバイクに投入しても採算に合うものは出来ないので、あり得ないだろうとも言われたほどです。それをフレームに使うのですから、かなりの高性能を期待するのは早計ではないでしょう。そのオートクレーブ釜を惜しみなく使ってくるあたりにマセラティのハイエンドメーカーたる由縁が伺える気がします。

しかも! フレーム&フォークだけでなく、ハンドル、ステム、シートポスト、ホイール(リム)までオートクレーブ製のようなのです! おおお、凄いぞマセラティ!

モーターユニットも、ボッシュ、FAZUA、BAFANGと三つ用意してきました。製造会社はドイツ、ドイツ、中国です。ボッシュはすでに定番ですが、FAZUAは今年爆発的に採用が進んでいる新興メーカーです。BAFANGも海外のニュースでプレスリリースが出されたばかりの新しい製品です。それそれ特性も異なるでしょうが、マセラティには使いこなす自身があるのでしょう。クルマメーカーが他社のドライブユニットを搭載するということはそうそうないでしょうけど、ここは自転車業界の慣習に従うのでしょう。後々はどうなるかわかりませんけど。

ユーロバイクに出て来たのはアルミフレームのMCトロフェオのみのようですが、遠からずラインナップも整うでしょう。このEバイクの後に、普通のバイクも開発とかになってくるとさらに面白くなってくるのですが……。さてさてどうでしょう? 私は期待して待っていますよ!!

 

E BIKEカテゴリの最新記事