マヴィック・新ディーマックス、テスト中……

マヴィック・新ディーマックス、テスト中……

マヴィック・ディーマックスSSC

進歩したのか、退化したのか……?

キャニオンチームのテストバイク。ライダーはトロイ・ブロスナン

 

 

 

https://www.pinkbike.com/news/mavic-deemax-ssc-wheels-first-look-2018.html

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いやあ、なんか……、夏バテなんですかね? 今年の夏は凄かった……。いや、終わってないんですけど。気をつけて生きましょう。

DHホイールの定番、マヴィック・ディーマックスがモデルチェンジを迎えるようです。しかしですね、これはどう捉えたらいいのか?

一瞬、カーボンリム化に踏み切った? と思ったのですが、黒にただの模様がプリントされているだけっぽいです。ワイド化に進むことなく内幅28ミリというオーソドックスに近い寸法です。ですがリム内を防ぐための構造になっているとか。

ハブがゼロダッシュハブというのものらしいのですが、詳細は不明です。何がゼロで何がダッシュなのか。リヤハブでゼロというのは……、オフセットかフリーのラチェット? とりあえずブーストエンド(110×20ミリスルー、157×12ミリスルー)があることは間違いないようです。なにより印象的なのはストレートスポークからJベンドスポークへの回帰です。確かに整備性は向上しますが、それは性能と引き替えになっては完組の意味がありません。個人的にはここは明らかにデチューンだと思います。ただ、バイク全体を見回して見ると……、29erのビッグホイールが主流になりタイヤも太くなってきています。これらを支えるのにフレーム&フォークはカーボンなどを取り入れ軽く硬くなる傾向にあります。バイクの文字通りビッグ化により操るのが大変になると言う事態に、マヴィックは剛性の緩和をもってして対応しようとしているのではないでしょうか。ここら辺は乗って見ないとわかりませんけど……。

スポークはステンレスの1.6ミリ28穴。全体重量は1950グラムとなる予定で、27.5と29erを用意して来年春に発売予定だとか。

一応文中ではフェイクとなっているんですけど、こう言うのって肝心な部分を試さないと意味がありませんからこのスクープ写真でも本当の部分がどこかにあるはずです。Jベンドスポーク、ゼロダッシュハブ、新設計アルミリムがそうなんではないでしょうか。

さらに開発は自社と提供チームに加え、スラムも加わっているようです。様々なコンポーネントを揃える巨人スラムですが、ホイールは決定的なヒット作がありません。特にMTBでは。ひょっとしたらマヴィックを狙っているのかもしれません……。ま、あくまで妄想ですけど(笑)。フリーボディのDH用7速XDドライバーのためだけかもしれませんし。

さて、老舗ホイール屋としての意地をどうやって見せつけてくれるのか? 来年の春が楽しみです。

 

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