ヘイズ、レイノルズホイールを獲得!

ヘイズ、レイノルズホイールを獲得!

ちょっと驚きです。

 

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https://www.pinkbike.com/news/hayes-acquires-reynolds-cycling.html

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ディスクブレーキのヘイズがレイノルズサイクリングを買収するようです。レイノルズサイクリングは大元はチューブのレイノルズと同じでしたが、今は別会社になっています。一方ヘイズはディスクブレーキだけでなく、マニトウ、アンサー、リングル、ホイールスミス、プロテーパーなどを傘下に収めている、バイクパーツが主の集団です(他にもトラクターやモーターサイクルも扱ってますけど)。そこにレイノルズが加わるわけです。

ヘイズグループにはホイールではリングルという先輩が居ます。ホイール界と言うことであれば、ホイールスミスも重鎮です。……なんで取ったんでしょうか? まあリングルはMTBに重きを置いていますし、カーボンもそこまで得意ではありません。でもレイノルズは両方とも得意なんですよね。うーん……。

まあ一昔前に比べて、レイノルズの採用が減ってきていたのは感じていました。一時期デモ車にかなりスペックインされていたんですよ。丁度白いロゴが目立って格好良かったのです。しかしいつからか、ヴィジョンが多くなりました。今は、百花繚乱という感じですか。あくまで私の印象ですけどね。

でもポール・リューが手がけたフラッグシップモデルのRZRはここ数年ほぼ変わらず、おそらく仮想ライバルだったライトウェイトからは随分と引き離されてしまいました。

現在のレイノルズの生産拠点はユタと中国のようですが、そこからは動かないだろうとのこと。レイノルズのホイール自体は悪くないと思って居ます。何年か前の変更でカーボンの質も良くなったようですし、ハブもインダストリーナインと連携を図るなど良い所を突いています。ハイエンドホイールはロードもMTBも間違いなくカーボンの時代ですから、強化するのは当然であり喫緊の課題でしょう。グループの強みを生かして、ホイールスミスになんかスペシャルなスポークでも作らせるとかはできないのでしょうか?

ただ、ヘイズグループが魅力や力があるかと言われると……、疑問符が灯るのは私だけではないでしょう。一時はスラムに匹敵すると期待をしたのですが、主力であるディスクブレーキも今年ドミニオンが出て仕切り直しといった感ですし、マニトウもメーカースペックインは大幅に減ったままです。ドミニオンは悪くないです。でも他のブランドに旬の活きの良さが感じられません。個人的にはここでグループトータルの底上げを図らないとまずいと思って居ます。性能でなくても、デザインでもいいかと。

さてさてレイノルズを含めたヘイズがどうするのか? 非常に興味深いところです。

 

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