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リッチーが40周年を迎えたそうです。……2018年に(汗)。いや、気がつかなかったです。ちょっとサイトを確認したところ、45年以上関わってなんて文句も踊っていますし。そんなのを今更とも思うのですが、やはりアメリカンバイク界にこの御仁は欠かせないと思うのです。彼は今でもまだデザイナーとしても活動しているそうです。いや、スゴイですよね。
トムが溶接しているところが映し出されます。そのままだと未だトムがクロモリオンリーだと勘違いさせられてしまいそうですが、そんなことはありません。彼はアルミ、チタン、カーボンのバイク達をリリースしていますし、自分でも使用しています。……わざわざ汚して分からないようにしていることもしばしばです。ずるいです(笑)。
動画ではジョー・ブリーズやトーマス・フリシュクネヒトなどなど親父キラーの言葉が飛び交います。そして日本メーカーとの繋がりも。MTB黎明期の写真には日本人があちこちに登場します。今なら中国、台湾人なんでしょう。ちょっと寂しいですねえ……。バイクのチューブがタンゲ、クランクセットがスギノ、ブレーキがダイヤコンペ、リムがウカイ、タイヤがIRC、ヘッドパーツがタンゲ(チューブとは違う)など、初期のリッチーは嘘偽りなく日本とともにありました。
今はバイクメーカーとしてよりパーツメーカーとしての立場が強いリッチー。デザインはアメリカ・カリフォルニア・サンカルロスにて行われています。トムがロード出身であるが故か、リッチーパーツはロードバイク的アプローチがよく見られます。ここだと1984年設立とあるので、このビデオの40周年とは一体……?
そこは置いておいて、見て損はない動画です。
ついでですが、スイスクロスの25周年動画も。
そうか25周年なんですね。グラベルロードの先駆けとも言える存在です。基本はシクロクロスバイクなんですが、当初からタイヤを替えてロードレースやツーリング、山サイにも使われてきたマルチパーパスバイクです。
1本持ってると幸せになれるフレームです。