フルクラム・レーシングゼロカーボンがディスク化へ!

フルクラム・レーシングゼロカーボンがディスク化へ!

フルクラム・レーシングゼロカーボンDB

フルクラムのレーシングシリーズの頂点がディスクブレーキ対応モデルが追加されます。

フロントハブ

 

リヤハブ

 

 

リム

    

●スペック
■リム UD T800カーボン ARCテクノロジー 2ウェイフィット 高さ30ミリ/外幅26.5ミリ、内幅19ミリ
■ハブ F:カーボン×アルミ R:アルミ USBベアリング プラズマトレーテッドHGフリー F:100×12or15ミリスルーアクスル R:135or142×12ミリスルーアクスル
■スポーク アルミ 2;1パターン
■ニップル アルミ
■制限体重 109キロ
■重量 1450グラム

 

Fulcrum Racing Zero Carbon DB. Evoluzione disco (con leggerezza)

https://www.fulcrumwheels.com/it/news/racing-zero-carbon-db

TEXT

兄弟分のカンパニョーロよりもディスクブレーキ積極的なのは何故なんでしょうね? まあフルクラムはシマノに対応するために産まれたブランドですから、積極的にディスクブレーキ化を突き進んでいるのに対応しているのは全く持って自然なのですが。それでもカンパも数年前から揃えているのですから、もっと対応品が出て来てもおかしくない気もするのですが……。

このレーシングゼロカーボンDBは世界的に見ても珍しいアルミスポーク×カーボンリムホイールです。元祖フルアルミホイールであるキシリウムはカーボンリムを導入するときにステンレススポークに戻しました。それ以前からもこの組み合わせのモノがなかったことから、どうやら相性的に良くないらしいと私は考えていました。それを克服してきたのがレーシングゼロカーボンであり、その走りの軽さを引き継いで居るであろうホイールがこのレーシングゼロカーボンDBです。

リムはカンパのC17リムよりもさらに一歩進んだ内幅19ミリ。そう、この寸法は空力を徹底検証して産まれたボーラWTOと同じです。あちらがキャリパーブレーキ専用だったのに対してこちらはディスクブレーキに一足お先といったところです。加えてフルカーボンのチューブレスレディですから、このホイールがあれば現時点での最先端の脚周りが手に入ります。

アルミスポークもG3よりも2TO1の方が外周に均一に張り巡らされているため、強い負荷が掛かるディスクブレーキにはさらに適しているかもしれません。

今のフルクラムの最新シリーズはスピードシリーズです。しかしブランド誕生当初からのレーシングシリーズもまさに今の同社の地位を築き上げてきた立役者であり、今もって中核を成す存在です。基本的にレーシングシリーズはアルミスポークが売り。その後にカーボンリムが搭載されました。なのでレーシングシリーズで唯一スピードシリーズに(カーボンリムが)被っているこのレーシングゼロカーボンDBは、やっぱり存在意義があるのです(キリっ)。

 

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