リーズナブルなカーボンホイールがロヴァールから!

リーズナブルなカーボンホイールがロヴァールから!

ロヴァール・トラヴァースシリーズ

最もお手頃なモノで1100ドルというのはかなり食指が動きます。

 

 

 

 

 

https://www.pinkbike.com/news/theres-a-1100-carbon-wheelset-in-rovals-2019-lineup.html

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スペシャライズドがロヴァールを手に入れてからかなりの月日が経ちました。20年とは言いませんが、10年以上は確実です。その間、スペシャライズドの最新の技術とアイディアによって着々と進歩を遂げてきました。ですが、あまりスペシャバイク以外で装備しているのを見かけません。気持は分かりますが、ちょっともったいないです。確実に良いホイールですから。

29erのXC系ホイールでは結構評判も高かったですが、トレイル〜エンデューロ系ではちょっと弱かった印象もあります。しかしスペシャはタイヤ製作が本当に上手です。これはMTB、ロード、クロスバイクなどジャンルを問いません。MTBならブッチャーシリーズ(ミディアムコンディション)かパーガトリーシリーズ(ウェットコンディション)などを試して欲しいです。後悔はしないはずです。そしてそこらへんのタイヤにあわせて欲しいのが、このトラヴァースカーボンです。

上級のSLと同じ内幅30ミリのリムを備えたこのホイール、スペック的にはちょっと旧世代的に見えます。なぜならJベンドスポークを使い、すべてタンジェント組み、ブラスニップルなど10年以上前の完組ホイールスペックともいえるようなところが散見されるからです。

しかし……、先日出て来た来年度型ディーマックスもこれに近いスペックを備えていました。どうも世界の下り系ホイールでは懐古的とも言える仕様が見直されているようなのです。このトラヴァースもしかり。ハブもDTスイスなので、間違いのないホイールと言うことが出来ます。

今のカーボンリムはMTBに置いては、軽量性と同じくらい耐ヒット性の高さを買われています。ロードバイクではかなりハイモジュラスなカーボンを使うことが多いですが、MTB用ではインターミディエイトクラスであることがその強さに繋がって居るのでしょう。ホイールを壊してしまうことが多い……、と悩んでいる人は選択肢に入れても良いと思います。

上位機種のSLも29erトレイルモデルとしては1735グラムと軽量ですし、さらに一回り上の剛性が欲しいなら38SLだとリムの内幅が名前の通り38ミリなので面白いかと。

このトラヴァースシリーズはロゴをブラックにロゴ縁もかなり暗めのグレーにしたことで、良い意味でブランド臭がしません。高機能ホイールが使いやすいというのは魅力的でしょう。日本では分かりませんが、ライフタイムワランティ(生涯補償)も付けられています。万人に魅力あるホイールではないでしょうか?

 

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