キネシス・GTDチタニウム
イギリスキネシスからまたもやチタンモデルが登場します。
https://road.cc/content/tech-news/245788-new-kinesis-gtd-titanium-ultra-endurance-bike-launched
TEXT
生半可な専門メーカーよりも積極的にチタンモデルをリリースするキネシスUK。……何故なんでしょ（苦笑）？ よっぽどのチタン好きがいるか、イギリス人バイカーがそれを望んでいるのか……。
ともあれエンデューロと銘打ったグラベルバイクです。フレームは3/2.5チタン製。ディスクブレーキ対応で、前後スルーアクスルを備えて居ます。
いやあ、細部の作りが凝っています！ フラットマウントのディスク台座は中間が肉抜きされていますし、ドライブ側のシートステーには最近では珍しくなったチェーンレストが設置されています。ケーブルも最近のスタンダード内蔵式で、入り口部分は別体で作られ、フロントシングルorダブルにしても交換することによって余った穴が目立つこともないようです。グラベルロードなのでもちろんタイヤクリアランスは34ミリと広く取られています。
ヘッドチューブがテーパー状になっているので、ワンポイントファイブテーパーコラムか、1-1/4インチテーパーコラムでしょう。ここは最新のバイクの必須スペックです。フォークからヘッドにかけての剛性が不足すると主に高速度域でブレが出て来ます。さらにディスクブレーキの力を受け止めるためににマストです。ここらへんは剛性の強化ですが、BBはあえて68ミリで作られ、剛性を落として長距離を快適に走れるようになっています。そしてシートステーは最近ではちょっと珍しくなりつつある弓なりタイプです。長距離を考えたときに、太めのタイヤとしなやかなリヤ周りというのは効いてくるでしょう。
チタンは強度に優れていますから少々ラフに扱っても安心ですし、路面からの飛び石などにも十分耐えてくれるでしょう。
日本に入ってこないのが惜しいバイクです。私が知らないだけで入ってきているんですかね？
