鉄の原始的な製造を見てみよう

鉄の原始的な製造を見てみよう

いや、久々にすごく感動しました。

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うーん、素晴らしい。この人は昔の方法で様々な事柄を今現在行うということをビデオに収めているようです。その中で鉄の製造があるのですが……、これがスゴイです。

私は鉄の歴史はヒッタイト(アッシリア)でと教わりましたが、その後変化して居るかな? 社会人になってから鉄の歴史は紀元前15世紀あたりから数百年さかのぼるちう発見があったのをなんとなく憶えていますが……。

動画の炉はなんという型に相当するのでしょうか? 人力のふいごで土を積み上げた形式のこれは……、ルッペ炉のようです(http://www.isc.meiji.ac.jp/~sano/htst/History_of_Technology/History_of_Iron/History_of_Iron_19990324.html)。いくらその場にあるモノで出来るとは言え、回転式のふいごはちょっと反則ですけどね(苦笑)。

出来上がった鉄も何に相当するのか……、私にはわかりません。しかし叩いて精製してかなりの強度に達していることから、軟鉄ではないと思います。もちろん鋼には至っていないとも思います。溶けやすさという点では鋳鉄がもっとも融点が低いそうなので、鋳鉄っぽいです。

まあそれらはさておき、単純に個人の力で鉄が出来るという事実にとてつもない感動を覚えました。もちろん、この製法は彼が思いついた訳ではないでしょう。先人達の偉大な知恵の結晶です。それでも……、素晴らしい。

 

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