チルー・チタニウムグラベルバイク

チルー・ヴェイガス

ちょっと面白そうなグラベルロードが出て来ました。

●スペック
■フレームサイズ　700C（47ミリまで） or　650B（2.0インチ）コンパチ
■素材　3/2.5チタニウム
■重量　1500グラム

ディバイダー

このバイクがヴェイガスの元になったと思われる。ヴェイガスと同様のチタンフレームにコンパクトリヤ三角なのだが、変速系は内蔵タイプ・ピニオンをBB部に持つ

http://www.veloderoute.com/information/13732/velo-vert-festival-chiru-vagus-–-veni-vidi-vici

http://www.chirubikes.com

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グラベルロードが登場してから結構経ちますが、フレーム素材にはカーボンかスチールが多い気がします。それに準じてアルミ、チタンは一番少ないでしょうですか。まあチタンメーカーというのも現在ではとても少数派ですから、当然なのですが。

それでも個人的にはグラベルロードにはチタンがかなり適していると思って居ます。それは素材的にある程度の厚みを持たせることの出来るチタンには、フレームへのダメージがあった場合にもトラブルを回避できるからです。さらに耐候性も優れ、輪行時にも傷に対して強いというのもその理由です。

ピエール・アルノー・マグナンがフランスの大手メーカーでMTBやツーリングバイクの開発に携わった後にこのオウンブランド・チルーを立ち上げたそうです。チタンの他にはカーボンを得意とするのもこの経験がアルからのようです。チルーとは、チベットに住むカモシカのことです。

このヴェイガスはオフロードを走るために設計されているだけではなく、キャリアやバッグを取り付けての走行も考慮されています。ダボ付近のパイプの肉厚は他の部分の3倍あるというのですから、頼もしいです。ディスクブレーキ、スルーアクスルを備えて居るので、長距離も問題なくこなせるかと。

さらに面白いのはホイールです。ヴェイガスは700Cと650B（27.5）を両方備えることが出来ます。MTBではブーストエンドを採用して29er、27.5プラスのホイールを履くことの出来るモデルは各社揃えるほど人気ですが、グラベルロードでは大手ではキャノンデールくらいでしょうか？　ホイールの変更はかなり利きます。高速＆長距離走行では700C、がれた場所を走るなら650Cに2.0インチのタイヤを履かせれば走破性とトラクション＆グリップを手に入れる事が出来ます。

さらにグラベルロードではまだ少ないですが、ハイトアジャストシートポストを装備すれば、かつてないほどマルチに活躍できるバイクとなるのではないでしょうか？

写真のバイクはスラムで1×11速にしています。いっそカンパニョーロ12速をフロントシングルにして使ってみても面白いかもしれません。

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