ムーロ
今後かなり期待できそうな新メーカーです。
https://www.moorocycles.com
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このムーロのオーナーはクリス・モーガン。2016年に立ち上がったばかりの工房です。
オーストラリアのバイクショーで展示されたこのチタンディスクロード。かなりの完成度と見受けました。基本的にそつのない仕上がりなのですが、ヘッドチューブやBB(他でも見たところどうやらT47)をオーバーサイズ化しており、最新の剛性と走りを持ち合わせているようです。
エンドもキレイですね。ブリーザーエンドをスルーアクスルタイプにしたような形状はとても好みです。もちろんチタン製で、近頃エンド小物やBBなどでハンドメード系ビルダーから高い支持を得ているパラゴンマシンワークスのものです。
ロードバイクへのディスクブレーキ導入もあまり隔たりはないようです。アメリカやオーストラリアは同様の傾向が見られます。良い物は良いということなんでしょう。その結果とでもいうのか、ディスクブレーキが付いていても全く違和感がありません。むしろチタンの鈍いシルバーとともに昔から一緒でしたと言わんばかりのなじみ具合です(笑)。
あ、あとこのバイクがすっきりとまとまって見えるのはケーブルの少なさのおかげかと。スラム・Eタップを採用しているのでシフト周りのケーブルがありませんし、リヤブレーキ用のケーブルはフレームに内蔵されていますから当たり前なのかもしれませんが。それでもこれはアッセンブルした人の勝利でしょう。ダウンチューブやリヤ集合部になにもないというのはバイクを想像以上に美しく見せてくれます。
ボトルケージも自前で作って居るらしくオリジナルグラフィックがさりげなく施されています。こういうの、いいですね。
他にもノーマルロードやシクロクロス、29erMTBなども手がけているので、これからも広い範囲にわたって活躍しそうな工房です。
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