げげげ！ 私がくたばっている間にとんでもないニュースが出て来ていました。
https://www.pinkbike.com/news/tenneco-inc-buys-ohlins-racing.html
TEXT
ケント・オーリンが創業したスウェーデンのショックメーカーオーリンズ。自転車界との関わりは私の憶えている限りだとフィンピークが最初でした。そして近年になりスペシャライズドと手を組み、本格的に自転車用ショックユニットの開発に乗り出しました。コイルタイプのリヤショックは本社で製作していたようですが、エアタイプ、フロントフォークはアジアで生産していたようです。日本以外では結構販売していたようで、サポート選手だけでなくコンシューマーライダーのバイクにスペックインされているのを度々見かけました。
言うまでもなくモータースポーツ界では大御所も大御所、金とイエローのショックが着いていることが高級車の証し。その下馬評もバイク界でも立証されることとなっていました。
えー、自転車部門だけ切り離したりするのか？ とも思われましたが、会社丸ごとらしいです。CEOのケントはすでに社長から退いていたようですが、スタッフとしては残るようです。テネコとしてはマルゾッキを手放し、同じかそれ以上のブランドが欲しかったのでしょう。それがオーリンズの経営陣との考えと一致した。そんなところでしょうか？ すでに手に収めているモンローやランチョでは満足できなかったのでしょうねえ。現社長ヘンリック・ヨハンソン曰く、テネコとは20年来のつきあいがあるというので、その延長と受け取っても良いのかも知れません。
基本的にオーリンズのスタッフはそのまま残ることになると書かれていますので、クオリティ面では安心して良いかと。巨大グループの傘下になることによって、コストダウンと販売網の拡大が期待されます。ということは……、日本でも手に入れやすくなる可能性があるということです！
楽しみに待ちましょう。
