ジャイアント・ディファイモデルチェンジ! 同社オリジナルパワーメーター搭載!!

ジャイアント・ディファイモデルチェンジ! 同社オリジナルパワーメーター搭載!!

ジャイアント・ディファイ

これは驚きました。どちらかというとおとなしめなデザインだったジャイアントのエンデュランス系バイク、ディファイ。MTBかエアロロードかというくらいにマッシブなシルエットとなって生まれ変わりました!

 

 

 

ここも新ディファイの注目点となるハンドルセット『Dフューズ』。フレキシビリティが売りだ。そして最初の写真だと影で分からなかった詳細が。ステムとそれを覆うパーツに分かれていることが分かる。ヘッドスペーサー部分まで及んでおり、ハンドルバー内部から出ているケーブルから察するにエアロのためのケーブル内蔵のためのパーツのようだ

 

 

左右クランクセットに搭載されたパワーメーター。なんとジャイアントオリジナルだ。Eバイクのモーターユニットとといい、ジャイアントの電気部門の本気っぷりがとんでもないことになっている。充電は左右同時にコンセントから行う。マグネット接続なので、コンセント口から浸水することはない

 

シートポストもハンドルセットを同様のコンセプトの『Dフューズ』。

 

 

□ディファイアドバンスドプロ0□

 

□ディファイアドバンスドプロ1□

 

□ディファイアドバンスドプロ2□

□ディファイアドバンスド1□

 

□ディファイアドバンスド2□

 

□ディファイアドバンスド3□

https://www.bikeradar.com/road/news/article/giant-defy-2019-52742/

TEXT

旧タイプ(2018)の ディファイがこれです。

https://www.giant.co.jp/giant18/bike_datail.php?p_id=00000024

面白い事にジオメトリーは前作とほぼ変わって居ないとか。ただしタイヤを太いものに対応するために3ミリほどリヤセンターが伸びているそうです。まあエンドが142ミリのスルーエンドのなるということも影響していると思われます。

フロントフォークもテーパー形状ではなく、上から下まで1-1/4サイズというスーパーオーバーサイズです。まだこの形式は追随するメーカーはほぼありませんが、これもまた未来のスペックとなっていくのでしょうか?

これはアドバンスドSL1ですが、シリーズの新作となったアドバンスドプロは、ダウンチューブ~ヘッドチューブ〜ハンドルセットまでの部位が2倍くらいの力強さに見えます。クラスの名称を変えてくるのも納得です。……、はい、ステム周りの正体が判明しました。ケーブルを内蔵するためのカバーのようですね。ハンドルセット、シートポストはDフューズと名付けたのはパイプ部分の形状をD型断面にしたからのようです。そうすることで衝撃を逃がす設計なんですね。なるほど、これはディファイにふさわしいコンポです。

そしてホイール。カーボンチューブレスですね。ディファイはTCRに比べて快適性を重視したモデルです。ホイールにむやみにハイトの高いリムを履かせていないのも好感が持てます。また32ミリ幅のタイヤを履くことが出来ます。

装備されるコンポはシマノだけのようです。電動と油圧ディスクの完成度のバランスは基本的にシマノが一番高いので、当然と言えば当然なのですが。スラムはレッドEタップが最上級機種で価格も相応なのでミドルレンジに登場しないのは当たり前なのですが、カンパニョーロは……。これはかなり危機感を抱いているでしょう。そもそもジャイアントはほぼカンパ装備車がないとしてもです。

しかしまあ、ジャイアントの開発力は凄まじいですね。無線規格はネオストラックとアントプラスに対応しており、それに対応する機材と連動可能です。バッテリーは150時間持続、距離としては1500マイル(約2400キロ)というので十分ですね。またライドセンスというアプリケーションも用意し、提供するようです。市販価格は1000ドルほどになる模様。あのシマノですらパワーメーターの開発には手間取ったというのに。スラムはクオークを買収して手に入れましたが、カンパニョーロは今で手に入れていないのに。さすが世界最大のスポーツバイクメーカーだけあります。

TCRシリーズはカリカリのレーシングモデルです。それと比べてディファイはもっと万人に向けたモデルで有りながらも速く走る事が出来る、評価の高いモデルです。レーサー達と同じ雰囲気を味わうのも楽しいですが、自分の脚力に合ったバイクで走るのもまた楽しいモノです。そしてディファイは速く走れるようになっても十分対応してくれるバイクです。つきあい始めて納得できるでしょう。

 

 

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