コンチネンタル・グランプリ5000TL
遂にこの日がやってきました!
Continental goes tubeless with new Grand Prix 5000 road tire
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かなり遅めでしたが、遂にドイツタイヤの雄、コンチネンタルがロードバイクタイヤにチューブレスレディモデルを投入しました。しかも長年フラッグシップとして君臨していたグランプリ4000S2シリーズの上位モデルとしての登場です。
一回目のロードチューブレスブームでは機を逸したのか、結局参入することはありませんでした。それでもその強靱さや耐パンク性などから支持を得て、一定の地位を築いていました。しかし少々固めで乗り味はしなやかとは言いにくいモノでした。
この生まれ変わったグランプリ5000、どうもクリンチャーとチューブレスレディの二種類が存在するようで、ケーシングが異なります。クリンチャーは3プライ330TPiなのに対し、TLは180TPiと空気漏れを防ぐインナーライナーがあります。ケーシングの編みを大胆に半分近く荒くしてきました。ここはディスクブレーキを鑑みたサイドウオールの強化と捉えて良いかと。他はブラックチリコンパウンド、アクティブコンフォート、ヴェクトランなどあまり差はないようです。
コンチネンタルは12パーセント転がり抵抗が軽くなり、耐パンク性も20パーセント向上しているとのこと。タイヤサイドがゴムで覆われたので耐パンク性が上がったのはわかりますが、転がり抵抗が向上したのは剛性が上がりたわみなどのロスが少なくなったからでしょうか?
重量はチューブレスレディタイプは25Cが300グラム、28Cが345グラム、32Cは370グラム。他に26インチモデルもあるとのこと。チューブタイプは23Cが200グラム、25Cが215グラム、28Cが235グラム、32Cが290グラムです。 650bタイプの公式数値は25Cが205グラムと28Cが230グラム。
来年度以降の定番チューブレスレディタイヤの一本になること請け合いの新作です。