モアワイドレンジ! スラム・GXイーグルはロー52Tへ

モアワイドレンジ! スラム・GXイーグルはロー52Tへ

52Tに対応したリヤディレーラー(299グラム)。旧型でもなんとかなるようだが、基本的に新型をセットで使うと考えるべきだ

従来の50Tを上回ったカセットスプロケット(452グラム)。10〜52T10、12、14、16、18、21、24、28、32、36、42、52)となった。

トリガーシフターは基本的に変更はない模様

GXに新たに追加されたカーボンクランクセット(633グラム)。555グラム(単体)と、アルミモデルより80グラム以上軽量化された

 

↑こちらはXX1とXO1共通のカセットスプロケットとチェーンの新色のカッパー。もちろんGXとも互換性がある

https://www.pinkbike.com/news/sram-new-gx-drivetrain-first-look-2020.html

https://www.sram.com/en/sram

New SRAM GX Eagle 12-speed mountain bike group unveiled; plus new Copper color option

TEXT

1×12速モデルがまたワイドレンジ化します。

スラム・GXイーグルはイーグルシリーズではXX1イーグル、 XO1イーグルに続いて3番目のグレードです(一応EX1もありますが、あれはEバイク用ですので除外します)。そこにロー52Tという更なる低速面の拡充とカーボンクランクをぶち込んで来ました。シマノの10〜51Tより1T大きいところがキーポイントです(笑)。

先日同社のロードコンポ、フォースアクセスがワイドモデルを追加しました。このGXイーグルとフォースアクセスのローレシオ化はスラムの今後の傾向を指名していると思われます。バイク全体で見たとき、更なるローレシオ化は避けられなかったのでしょう。

上が新型、下が旧型です。リヤディレーラーはロゴ以外ほとんど変更がないように見えますが、ケージ部分が結構異なります。ケージピボットが2ミリ後方へ、ガイドプーリー位置の変更、ケージの強化などなど。見分け方としては、テンションプーリーをガードするケージ部の面積でしょうか。新型の方が広くプーリーを前まで覆っています。

シマノで3番目はSLXですが、GXイーグルはSLXとデオーレの中間といった印象を受けます。今まではデオーレだと思って居ましたし、先日のデオーレモデルチェンジを受けて一層そう思って居ました。しかしカーボンクランクが加わると今までと同格と見なすことは出来ないかと。立派にSLXクラスの格を備えたと言って良いかと。クランクはバイクの顔です。ここが締まると、バイクがかなり格好良くに見えます。

文章を読むと、この52T導入はGXだけでなく、XX1とXO1にも導入されるとか。一番下のカッパーカラーのスプロケットとチェーンはそれです。GXとも互換性があります。

このワイドレシオ化はエントリーユーザーだけでなく、エリートクラスのライダーにも採用されるのでしょうか? XTRなんかは、選手達は逆にクロスレシオになるレンジの狭いモデルを使っていました。皆はどっちを選ぶんでしょうね? 非常に興味深いです。

 

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