IRC・
フォーミュラプロレースチームチューブラー
開発が始まってから随分と経っていますが、やっと出て来ました。
https://item.rakuten.co.jp/trycycle/irc-11199192/
●スペック
■サイズ 700×25C
■コンパウンド NA ダイヤ目
■ケーシング ポリエステル
■チューブ ラテックス
■重量 295グラム
TEXT
IRCといえば、国産タイヤの雄です。しかしロードバイクシーンではイマイチメジャーになりきれない所もありました。それはもちろんチューブラータイヤがラインナップされていないからです。チューブレスタイヤが出て来て随分認知されたとはいえ(すでにジロ・デ・イタリアでも実走し性能を実証済み)、ホイールの主流がカーボンチューブラーである昨今、レースで活躍するのはちょっと難しいところでした。その代わり、コンシューマーにはその品質で支持がありましたけど。
それでも国内ではブリヂストンアンカーなどに供給されていました。しかし海外ではシェアとしては微々たるモノ。そこで一念発起したのでしょう、ニッポに供給するにあたりチューブラータイヤを準備してきました。今回のフォーミュラプロレースチューブラーはそのおこぼれのようです。
あまり具体的なことはわかりません。しかしクリンチャーのフォーミュラシリーズでもあったように、欧州レーサー達の要望でタイヤにダイヤ目のパターンが施されています。昔からメーカーが言っていることですが、ロードバイクのような細いタイヤでは基本的にパターンは意味がありません。以前話しを聞いたIRCの人も同じ結論に達していました。しかし欧米のレーサーはここを譲らないそうです。IRCの推測では、グリップがブレイクしたときコントロール性が異なるのではないかということでした。パターンがあった方が制御しやすい。むーん、なるほど。私はそんなに追い込まないのでわかりませんけど、極限を走るレーサー達はそういったところも重視するのは当然と言えるかも知れません。
このタイヤは基本的にオーソドックスな作りです。ポリエステルケーシングにアンチパンクベルトを埋め込み、ラテックスチューブを内包する。IRCの腕の見せ所であるコンパウンドはフォーミュラプロの名を冠していることからもRBCコンパウンドであると推測されます。ライスブランを用いながらも新しいシリカも配合することで一層のグリップ力と転がり抵抗の軽減を成し遂げたこのコンパウンド。多分使っていると思います。
今後、定期的にリリースされるかは分かりませんが、おそらく出てくるでしょう。フランスタイヤの雄、ミシュランがまさに同じような道を辿りましたから。
このタイヤは本当にわずかな量しかないようです。海外レーサーと同じタイヤを味わいたいなら、すぐに動くべきでしょう(笑)!
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