タイオガの新作タイヤ、エッジ22

タイオガの新作タイヤ、エッジ22

タイオガ・エッジ22

さりげなく頑張っているタイオガです。

https://www.vitalmtb.com/videos/features/2019-MTB-Components-The-Crazy-and-the-Cool-at-Interbike,35886/sspomer,2

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近頃の人にはタイオガといってもあまりピンと来ないかも知れませんが、私の世代には黄金の輝きを放ったブランドなんです。……たまに思うんですが、こうやって年寄り臭いことを結構書いてますね私(汗)。ま、それも大人になった証ということで。そうですね……、ヘッドーパーツでオーバーサイズ(1-1/8インチ)がありますが、これが出て来てしばらくはタイオガサイズというのが通称だったくらいと言えば少しは伝わるでしょうか? ちなみにフィッシャーサイズ(1-1/4インチ)というのもありまして、これはトレックに完全吸収されてしまった神様、ゲーリー・フィッシャーに由来します。

ジョン・トマックがハンドルやステム、テンションディスクなどを愛用したということもあり、そのご威光は崇め奉らんばかりだったのです。

その中でもタイヤは名作揃いでした。ファーマージョン、ファーマージョンカズン、ファーマージョンネフューなど……。そうです農夫ジョンとはそのままジョン・トマックのことです。そしてその親戚達(笑)。その後もサイコやファクトリーシリーズ、ファイブエレメントシリーズなどベテランのMTB乗りなら一度はお世話になった良作を量産しました。最近ではサイコ2か、ヴェンチュラがその光景になるかとも思ったのですが、残念ながらそうはなりませんでした。今のタイオガタイヤはBMXに力を入れています。

前書きが長すぎですね(汗)。

そんな中で登場したエッジ22。面白そうなタイヤです。基本的に縦長のノブが並ぶ、トラクションよりグリップを重視したモデルだと思われます。ユニークなのがセンターノブです。一つおきにしかないのです。エッジ部とミドル部にはぎっちりとあるのに。ノブが少なくなるのは転がり抵抗の軽減とトラクション力の増大と両方の意味があります。続く場合もしかり。今回の場合は……、おそらくトラクションの方かと。高く設定されていますし、27.5×2.5インチサイズはどう考えても狙っているシチュエーションがエンデューロなどのハードコースだからです。

ケーシングは意外と薄そうなのでDH用ではないかと。チューブレスレディでもあることから先に書いたようにエンデューロに適していそうです。

タイオガはサイズ表記以上に太めのことが多いです。このエッジ22もおそらくそうでしょう。29erにエンデューロタイヤもシフトしていく最中ですが、2.5インチ幅はまだ27.5インチのほうが適合フレームが多いかと。そうなるとこのエッジ22も出番が多いのではないかと。

 

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