ロングディスタンス対応! キネシスのスカンジウムロード、RTD

ロングディスタンス対応! キネシスのスカンジウムロード、RTD

キネシス・RTD

レース・ザ・ディスタンス、これを略してRTDとのこと。

 

 

 

●スペック
■フレーム スーパー・プラスチック・フォームド・スカンジウムアロイ 142×12スルーアクスル JIS BB
■フォーク コロンブス・フツーラカーボン 100×12スルーアクスル
■重量 1400グラム(51センチフレームのみ)、450グラム(フォーク)

https://road.cc/content/tech-news/249029-kinesis-rtd-long-distance-road-bike-launched-ps850-scandium-frame-34mm-tyre

https://www.kinesisbikes.co.uk/Catalogue/Models/Racelight/RTD

TEXT

キネシスは私の心を打ち抜くのがものすごく上手いです(笑)。一体何奴!

このRTDは流行のグラベルロードとは言わずに、あくまでロードの延長であると主張するかのごとくエンデュランスロードとカテゴライズしているようです。太めのタイヤを履かせることが出来る(34Cまで可)グランフォンドバイクのようなものだと受け止めれば良いのかと。また、キャリアやフェンダーを取り付けることができることから、ツーリング的な使い方をしても面白そうです。

フレームにはスカンジウムを採用。それを加工す方法としてスーパープラスチックフォーミングという新技術を用いています。これにより従来からのハイドロフォームよりも寄り複雑で軽いチューブが作れるのだとか。なんだか名称からは何も分からない新技術ですが(苦笑)、プラスチックのように自在に加工できると受け取っていれば良いのでしょう。現物を見てもそこまで違いは見いだせませんが(笑)。

またフロントフォークも普通にコロンブス製と思いきや、コラム寸法をキネシスのテーパーヘッドチューブに合わせたオリジナルとか。いやいややってくれます。

左右切り替え式のスルークイックも良いですね。ここは好みが分かれる所だと思うので。でもリヤはレバーをカセット側に持ってくる人はそうは居ないでしょう(笑)。

グラフィックはこのバイクを製作する景気となった長距離イベント(TCR)の提唱者マイク・ハル(MIKE・HALL)とキネシスのデザイナー、マット・グレイによるものだそうです。キネシスはこの長距離イベントトランスコンチネンタルレースのスポンサーとなっており、このRTDの出自がこれで分かります。

価格もかなりお手頃のようですし(フレームセットで850ユーロ)、ジオメトリーも長距離に向けて調整されているようです。ああ、日本に入ってきて欲しいなあ……。

 

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