マット・シモンズのプライベーター・161

  • 2020.06.30
  • MTB
マット・シモンズのプライベーター・161

プライベーター・161

《プライベーター・161》
■スペック■
○フレーム 6066-T6アルミ 29er
○リヤショック オーリンズ(161ミリトラベル)
○フロントサスペンション オーリンズ
○ホイール ハント・オールマウンテンカーボン
○メインコンポ シマノ・XTR

https://www.sicklines.com/2020/06/23/2020-bike-build-matt-simmonds-privateer-161/

 

Privateer 161

TEXT

いやあ、格好いい! マット・シモンズのプライベーター・161です。このバイクは名称の161のとおり、161ミリのトラベルを持ちます。

プライベーターとは聞いたことのないブランドです。本国サイトに行ってみると、おお、ホイールのハントが立ち上げたフレームブランドのようです。しかもこの春に出来たばかり。シモンズ用のバイクには当然のようにハントのカーボンホイールが搭載されています。

デザイナーはレッドバーンデザインのアレイステア・ベケット。エンデューロのワールドシリーズを戦うマット・スチュアードのために18ヶ月の歳月を費やして産まれました。

ショックユニットは市販モデルはロックショックスのエアスプリングモデルが着いているのですが、シモンズ用はあえてオーリンズのコイルスプリングが採用されています。オーリンズはエアスプリングモデルもありますがこちらを選んだのはきっと彼の好みでしょう。多分高性能であると言う面もあるでしょう。エアスプリングモデルは非常に高性能になり、且つ軽量です。ですが最終的な所ではまだコイルスプリングに軍配が上がるんではないかなあと私は思っています。

フレームとしてはシートチューブがちょっと変速的ですが、29erリヤホイールの稼働空間を稼ぐためでしょう。サスペンションシステムはオースドックスは4バーリンケージです。このコンパクトなフレームはバイクを操るときにきっと役だってくれます。ハントはイギリスメーカーなのでイギリス人に合わせたのか? とも思ったのですが、今のイギリス男性の平均身長は178センチのようなので、それとは違うようです(苦笑)。

ホイールにハントの29erカーボンホイール、サスペンションにオーリンズ。脚周りは完璧です。そしてコンポのシマノ・XTRも文句の着けようがありません。全体のグラフィックがマットブラックでごまかされそうになりますが、アルミフレームとはいえどかなりの戦闘力をもっていそうです。というか私の好みどストライクです(笑)。こういうバイク一台でどんなシチュエーションにも対応する、ああ、良いですなあ。

 

MTBカテゴリの最新記事