ニノ・ヴィンクのDHバイクを見てみよう

ニノ・ヴィンクのDHバイクを見てみよう

 トランジション・TR11

近代DHバイクのお手本のようなバイクです。

□トランジション・TR11□
●スペック●
■フレーム トランジション・TR11 カーボン
■リヤショック オーリンズ(200ミリトラベル)
■フロントフォーク オーリンズ
■メインコンポ スラム・7速
■タイヤ シュワルベ・マジックマーリー 27.5

https://www.pinkbike.com/news/4-bike-checks-from-darkfest-2020.html

https://www.transitionbikes.com/Bikes_TR11Frameset.cfm

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フルカーボンフレームに前後オーリンズ製ショック。スラム7段変速のほかはほとんどホープ製品で完成されたバイクです。ホイールがカーボンでないところがちょっと残念でしょうか? でもホープのFORTUSは27.5サイズでも約2300グラムと軽量の部類に入るホイールです。性能は間違いないかと。

なにより目を引くのはオーリンズでしょう。スペシャライズド以外にも供給を初めて結構経ちますが、それでもなお放たれる特別感は私がモーターサイクルやカーレースで見てきたから騙されているのではないはず! そしていつの間にやら日本の代理店も決まっているようですので、MTBファンには迷い甲斐がある選択肢が増える状況になって居ます。

https://www.ohlins.com/contact/distributors/

オーリンズはMTB参入が遅かったので(過去のフィンピークなどはさておき)、サスペンションの老舗でありながらマニアックな選択肢になるという面白い状況になっています。バックアップ体制を考えるとフォックス、ロックショックスになかなか敵うメーカーはありませんが、人と違うモノを欲するのも人間の性です。コアなMTB乗りの心をくすぐること請け合いです!

コンポもスゴイです。ホイールに始まりディスクブレーキ、ハンドルセット、クランク回り、ペダルなどなど、そのほとんどがホープのものです。ハブとディスクブレーキで売ってきたホープもいつの間にやらトータルコンポーネントメーカーの仲間入りを果たそうとしてます。……時代は常に前進していますねえ。

ちょっと疑問に思ったのはホイールが27.5であるということ。それもニノだけでなくこのページで取り上げられて居たライダーすべてです。29erDHの流れは一段落し、また27.5インチがD系の主流となろうとしているのでしょうか? はたまた彼らだけが特別で、やはり流れはDHでも29erなのか? 他も見てみないと分かりませんね……。注視していこうと思います。

 

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