チョーセンもリングドライブ採用へ!

チョーセンもリングドライブ採用へ!

数多くのOEMを手がけるチョーセンからも、カセットボディのラチェット部分にリングドライブ仕様が登場します。

 

 

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これは驚きました。チョーセンのハブは高品質で、有名ブランドの製品に数多く採用されています。ここのラチェット部は基本的に多ノッチ化を辿ることで進歩してきました。最大では多分150ノッチだと思います。ここまで来るとほぼクラッチシステムでノンバックラッシュと言っても良いでしょう。これを為し得たのは3~6つほどの爪の先端に溝を刻むという形状でした。しかしリングドライブになるとそれらのノウハウを捨て、位置からやり直すことになります。

ノッチ数は36のようです(数え間違いがあるかもしれません)。はい、従来のモデルからは圧倒的に少なくなります。その代わり、かなり丈夫になって居ると思われます。リングドライブのメリットは接点が増えることによる強度向上です。MTBは本格的な29er、ワイドリム、ワイドタイヤの時代を迎えています。これに対応するためには従来のラチェットではダメだとチョーセンは判断したのかもしれません。確かに150ノッチの爪の先端などは非常に細かく繊細なパーツになっていますから。

このチョーセンのリングドライブはクリスキングやシマノではなく、DTスイスのスターラチェットに似ています。修理などもやり易そうです。手頃で高性能なハブを手に入れたい人にはうってつけではないでしょうか? また人と被るのが嫌な人も良いかと。手頃なワイドカーボンリムでも手に入れてくみ上げるのも楽しそうです。

ここがリングドライブ導入となると、2019年度モデルのホイールはリングドライブタイプが山のように出てくる……。そんなこともあり得るかもしれませんね(笑)。

 

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